今から一年前の8月21日には、ある歴史的記録が残されました。
日米通算4000安打で、歴代3位の偉業を成し遂げたイチロー選手です。
彼はこの記録を振り返ってみての感想を次のように述べています。
「4000安打には、僕の場合、8000回以上悔しい思いをしている。その悔しさと常に、向き合ってきた事実は誇れると思いますね」
この言葉の背景に、どれだけの苦労と鍛錬を積み重ねてきたかが浮かんできます。
イチロー選手は、モチベーションとともに結果を出すためのプロセスを重視しています。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行く唯一の道」とコメントを残したことがありました。
ヒットを打つために単調な練習をいとわず、努力を続けること、それが結果につながっていく。
「どんな難しいプレーも、当然にやってのける。これがプロであり、ボクはそれに伴う努力を人に見せるつもりはない」
誰にでもできるようなことを誰にもできないくらい長い時間積み上げてきた結果、このような歴史的記録を残すことができたのです。
当たり前のことを当たり前に行うことの大切さを改めて学ばせてもらえた出来事でもありました。