受験動機を他者に語ることによって、合格が近づく訳をお話しましたが、今回は二つ目の理由について話します。
2.話すことによって、理解が深まって行く
今回の「話すこと」とは、前回と異なって受験の動機や勉強の進捗具合を第三者に話すことではなく、「勉強した内容を話してみる」ことです。
社会福祉士の勉強をしていると、「なるほど」と、思うような新しい発見がたくさんあります。
実生活に関連しているような知識を学べるので、すぐに役に立つ内容も多いです。
単に過去問を解いているだけではなくて、勉強して感動したことや、ためになったことを誰かに話してみるのです。
勉強会という改まった場でなくとも、家族や友人、恋人と食事の際や電話で話している時の話題に出してみることが効果があります。
相手が知らない知識ならば、「へーそうなんだ。よく知ってるね~」と、感心されるかもしれませんし、知っていた場合は、話題が広がるかもしれません。
ちなみに、知識をひけらかすような言い方だと、悪印象をもたれてしまう恐れがあるので、あくまでも自然な話題の一つとして伝えられると良いでしょう。
人に話すことによって、テキストで学んだ理解がぐっと深まります。
覚えた知識を人に話すためには、わかりやすく説明できるように自分の頭で咀嚼する作業が伴いますので、自分の学習過程を見直すことになります。
単なる受験のためだけの勉強ならば、机上の空論で実用性がありませんが、他者にアウトプットすることで、生きた勉強につながります。
そうやって、勉強を話題の引き出しとして楽しむことができれば、合格が近づくだけでなく、人生が実りあるものに変わっていきます。