タイトルを見て、「何を言っているんだよ」と、訝しく思われた方もいらっしゃることでしょう。
そもそもみなさんは、『ウォーリーをさがせ』シリーズをご存知でしょうか。
1990年代初期に流行った、間違い探しが基本となっている構成で、見開きのカラーブックの中から、主人公のウォーリーを見つ出すことを目的とした児童書シリーズです。
平成生まれの児童には、『ポケモンをさがせ!』や、『 ミッケ 』などのゲームブックがメジャーです。
勘の鋭い方はピンときたかもしれませんが、これらの本は、本試験に共通している原理になっています。
実際の問題形式は、問題用紙の中に、正しい答え(または誤っている)が一つだけ書いてあるのです。
それを解りにくくするために、試験製作者が巧な言い回しを駆使したり、難解な表現を用いて正解率を減らそうとしているのです。
一見すると、どれも正しい答えのように錯覚に陥ってしまう、それこそ製作者の狙い通りなのです。
惑わされずに、一つだけ正しい選択を導き出すためには、勘や運の要素も大切ですが、正しい型をしっかりと覚えていることが、正解を照らす羅針盤になります。
多くの登場人物の中から、ウォーリーの正しい姿を把握しているから見つけられるように、前提として原型をしっかりと理解していることは必要不可欠なのです。