模試の結果が気になって仕方がなかったら
毎年この時期になると寄せられる声の一つとして、
「模試の結果が芳しくなくて、合格できる自信がすっかりなくなってしまった」
というものです。
70点台しか取れなかった、平均点以下の点数だった。
今年も既に何件か届いていますが、例年必ずといっていいほど寄せられます。
それほど模試の点数というものは精神的に影響が及ぶものであることがうかがえます。
ですが、私も合格者の方も異口同音に唱えていますが、模試の結果というものは気にしすぎて不合格を憂いすぎる程のものではありません。
これは社会福祉士試験だけではなくて、他の資格試験の模試でも共通して言えます。
ちなみに私も直前に模試は受けたことあります。
昨年度に精神保健福祉士の全国統一模擬試験を受けましたが、2947人が受験して80点中43.7点が平均点でした(本番の合格点は44点)。
私の周りで一緒に受けた同級生は43点以下で動揺を覚えている方がそれなりにいました。
高いと感じるか低いと感じるかは個々人によるものですが、私は模試の点数というものは気にしていませんでした。
模試はあくまでも最新の試験傾向として参考程度に収めるためと、本番試験のイメージトレーニングだと割り切っていたからです。
点数が高いに越したことはありませんが、多寡によって合否に直結するとは断言できなからです。
平均点以下、例年の合格点以下で悔しかった、焦りを覚えたという気付きをこれからどう活かすのかが肝心になってきます。
まだ残された時間は数か月もあります。
たった一回や二回の結果よりも、ここからどれだけ諦めずに努力できたかの継続力の方が大切なのです。
私は試験の1週間前に、第23回試験を腕試しに解いてみましたが、午前科目の段階で、0点科目が出るわ、5割以下の出来具合だわで、壊滅的な状態だったのを濃く覚えています。
そのショック療法のおかげで最後の追い込みが出来て合格組に仲間入りすることが出来たので、諦めなくて良かったと心から振り返っています。
合格組の模試の結果はというと、70点台だったという声も毎年のように見られます。
宅建士試験でも直前模試の結果が全国順位が最下位に近いくらいボロボロだったものの、一念発起して死にもの狂いで勉強をして合格を果たされた方もいます。
一般的に模試は本試験よりも難しめに作られていますし、基礎学力が高い人間が受ける傾向もあるので、平均点も高めになるものです。
加えて課題として必須で模試を受けなければならない学校もあります。
実力試しのためではなくて、単位を取得するためにテキストやネットを使いながら自宅で受ける受験生もいるので、必然的に平均点も上がるカラクリがあります。
模試の結果には、一喜一憂しすぎずに、続けることを諦めないでください。