社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのが上手いのか?

なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのが上手いのか?』 内藤誼人





笑っていいともが終了してから、その存在の大きさを再認識している男性がいらっしゃいます。

博学多識で、著名人達から慕われている「タモリ」さんの人間性を、心理学者の観点から解明した作品です。

タモリさん自身の著作、雑誌でのインタビュー記事、対談記事、批評記事などを参考文献として取り上げて、心理学的に分析しています。


本書の構成は、以下の通りです。


第一章 ストレスフリーでしなやかに生きられるタモリさん流人生哲学
第二章 どんな仕事も面白くさせてしまうタモリさん流仕事術
第三章 誰とでも気軽に付き合えるタモリさん流会話テクニック
第四章 転んでも何度でも立ち上がれるタモリさん自己コントロール
第五章 人間関係がグッとラクになるタモリさん流交渉術



各章の終わりには、筆者のコラムが載っています。


タモリさんの秘密を、「ビジネスや人間関係に活かそう」という趣旨のもと書かれています。


「立派な人間になる」ことをあえて拒否する。

できないことは「できない」と割り切る。

わざと自分を低く見せてトクする。

どんな仕事も、引き受けてからやり方を考える。

いちいち細かいことで反省しない。




タモリさんの生き方から上記のような着眼点を述べています。

数年前、『モテキ』の原作者である久保ミツロウさんが、初めて顔出しでメディアに出演したのが、タモリさん司会の「笑っていいとも」であったことから話題になりました。

数々の出演オファーを断っていたのに、今回OKを出した理由は、タモリさんに会うためでした。

「日本国民ならみんなタモリさんに会いたいと思っている。一度タモリさんに会いたかった。タモリさんと同じ時代に生きている証がほしかった」など、タモリさんをべた褒めしていました。


本書を読み終えると、「タモリさんだから、こんな考え方や生き方が出来るんだ」という声も聴こえてきそうですが、考え方一つで模範にできる面もあるので、タモリさんに魅力を感じる方や、人間関係や人生を円滑に進めるためのヒントを求めている方はご覧になってみてください。

SWを目指している方だけではなくて、対人コミュニケーションを学ぶ方の参考になる作品です。