合格ラインが初めから決まっている絶対評価試験とは異なり、受験生全体の出来具合で決まる相対評価試験の特徴かもしれません。
以前2月になると、合格判定会議の噂が飛び交ったこともありました。
試験運営側で、その年の合格基準点、合格率について、2月中旬頃に判定する会議らしいのですが、その時期になると、「会議が終わりました。今年のボーダーは〇〇点です」というような、関係者を装ったような根も葉もない情報もありました。
とても巧妙な書き出しで、あたかも関係者リークであるかのような内容ですが、その情報が事実である可能性は100%ありません。
合格発表日までに、ネット上で合格ラインが漏えいすることはあり得ないです。
実は社会福祉士試験のみならず、宅建や社労士など、他の国家試験でも見られる光景です。
私も当時その情報を鵜呑みにしてしまい、激しく落ち込んだことがありました。
ですが、蓋を開けてみれば全く違う現実が待っていました。
ボーダー上で不安の最中にいる受験者の反応を楽しんで投稿しているようです。
実際のボーダーや合格率は、試験発表日までは分かりません。
今日までに私のもとに寄せられた試験に関する質問の一つとして、
「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」で、問141の全員正答扱い以外の6問が0点になった場合、0点科目になってしまうのか、それとも1点加点で救済措置になるのか。
という問いが複数ありましたが、前例を知らないため、私からは確実な回答は出来ずにいます。
試験センターに問い合わせた方もいらっしゃって、センター側でも確実なことは言えないというご報告をくださいました。
同じ状況下の方々は不安で仕方がないことは想像できますが、真実が明かされる3月までは色々な情報に振り回されないようにしたいものですよね。
登録数を絞るために合格率を20%以下にするとか、名称独占資格を業務独占資格に変革させる前兆として合格点を上げて合格率を下げるという声は少数ながら毎年流れています。
真実は合格発表のその時に必然的に分かります。
その時を信じて待ちましょうね。