苦手分野
どうしても覚えられない分野
というものが誰しも一つや二つ存在すると思います。
どれだけ暗記しようとしても覚えられない、意味がまったく分からない。
こういった悪戦苦闘が続くと、勉強そのもののモチベーション維持が難しくなるかもしれません。 このような苦境に立たされた時は、
1.いったん離れて、得意分野を復習して自信をつける。
2.いったん離れて、他の問題に移る。
3.それでも、諦めずに、解き続ける。
のいずれかに切り替えることだと思います。
3つの選択肢の中でも、「3」を選んだ場合が、もっともしんどいことは明白ですよね。
「2」を選んだことで、点と点がつながって、後からわかるようになる瞬間も少なくはありません。
どれが正解ということはありませんが、どんな道を通っても、最終的に理解できるようになればこれほどスッキリする瞬間はありません。
まさに勉強の醍醐味とも言えるでしょう。
私は「1」と「2」を繰り返す勉強法が多かったです。
残された時間がわずかだったので、一つの問題にこだわっている余裕がなかったというのもありますが。
人は、気になって仕方がないことが脳に残るようようなので、解けない問題を放置しておいても、無意識のようでも思考はいつも答えを導きだそうとするようになっているそうです(コミュニケーション能力2級認定講座より)。
いったん離れても、あるとき別の分野を勉強していたことで、ひっかかっていた点が理解できるようになる現象は、偶然のように思えるけれども、実は関連事項を見つけられたことで、脳が納得するようになっているからかもしれません。
社会福祉士試験は19科目に分かれていますが、科目ごとに共通事項や関連問題が登場することも多いので、体系的に学んでいくことで、過去に分からなかった問題が理解できるようになるような構成にもなっています。
本試験では、わからない問題に立ち止まっている時間がないので、割り切って飛ばしておいて、後になって余裕があったらもう一度見直してみることもテクニックの一つです。
そして、後の問題を解いてみて、飛ばした問題の答えがひらめいて解けるようになることもあるので、その時点で分からないからと言って、みなさんが頭が悪いわけでも、絶望的なわけでもありません。
0点さえ回避して、1点以上取れれば得意分野でカバーして、総合で合格ラインを突破すれば、合格できますから、どうしてもわからない問題につまずいたら、拘泥せずに、次の切り替えにうつることも大切です。
まだ時間はたっぷりと用意されています。