はっきり言って、何のために社会福祉士を目指しているのかがわからない。
こんな風に漠然とした思いを抱えながら、社会福祉士試験を受験される方は意外に多いようです。
福祉学科(コース)に入学したから、
福祉職ならば転職がしやすいから、
専門職っていう響きがかっこいいから、
なんとなくが理由で受験を目指すと、あまりにも受験科目が多くて気持ちが滅入ってしまうという場合も少なくはないでしょう。
または、最初はやる気満々だったのに、あまりにも勉強が大変で、目的を見失っている方もいらっしゃるかもしれません。
社会福祉士に受かっても、お祝い金をもらえるわけじゃないし、職に就けるわけないし、必ずしも必要じゃないし。
「できない理由」「やらない理由」を並べる歯止めがきかなくなるものです。
そして、そのまま不合格コース一直線に進んでしまう危険性が高くなります。
社会福祉士合格の意義、それはぜひ生で体感していただきたいです。
第28回本試験に合格された先輩たちは、それぞれの新しい夢に向けて前進しています。
資格を取って終わりではなくて、次なる目標を掲げて取り組まれています。
合格を成し遂げなければ築けない進路です。
もしも勇気があるならば、実際に社会福祉士や精神保健福祉士として社会で働かれている諸先輩のもとに訪問してその実態を聴いてみてみませんか。
身近にそんな人間はいないという方も、文明の利器でネットで検索すれば、インタビューや活動サイト等が見つかって、それぞれの働きぶりが目に入るでしょう。
そのような先人の姿を見て、今の自分がどう感じるかを大切にしてみてください。
そこから未来へとつないでいきます。
◎参考書籍