特別養護老人施設で働いている同級生や、社会福祉士実習経験者からの施設事情を集約すると、社会福祉士が単独で配置されて業務を展開している施設は少数派なようです。
大半の施設は、社会福祉士有資格だとしても、介護+相談・連携業務を兼用しながら、オールマイティな実務を任されるようです。
社会福祉士は業務独占資格ではないため、特別養護老人施設内で有資格者は、それほど多くはないようです。
実際に社会福祉士枠には、社会福祉主事任用資格を持っているベテラン職員がポジショニングされている施設も多いようです。
また、実習生活の中でも、最初の1~2週間は、介護の現場体験を課されてから、専門職としての相談・連携実習に移行した同級生もいました。
中には、介護体験だけで24日間を終えた方もいたようです。
実習プログラムに介護体験を組み込んでいる施設は、
「現場を知らずに、利用者のニーズに沿ったサポートは実践できないから」
という意図があるそうです。
このように、社会福祉士有資格(または取得希望者)を扱う特別養護老人施設では、場所によって役割や業務もマチマチなようなので、希望される方は可能な限り事前にリサーチされた方が、ミスマッチを防ぎやすいと思います。