問題用紙を開いて真っ先に待ち構えているのは、「人体の構造と機能及び疾病」分野です。
実はこの科目で0点に陥ってしまい、総合でボーダーを上回っても不合格になってしまう方が少なくないのです。
なぜならば、この分野は、
「過去問からの類似問題が少ない」
「新出問題が大半だから」
という点に、要因があるように思われます。
第24回は、全部で7問ある中、私は3問しか取れませんでした。
過去問オンリーで進めてきた私にとって、初見の問題の多さから、しょっぱなから国家試験の洗礼にやられました。
「こんなの見たことないよ。社会福祉士の試験ってこんなに難しかったの?」
私は試験の第一印象から、たちまち頓挫しそうにもなりました。
ここで0点を取ってしまったり、社会福祉士国家試験の難しさから心が折れてしまったら、残りの143問に尽力できるだけのメンタルが失せてしまうので、必ず1点は取りたいものです。
1点だけを確実にゲットするのならば、過去問をマスターしていれば、突破できると思います。
類似問題が2問くらいは出題されるからです。
新出問題正解のためには、常識力や、いざという時に解けるセンスが求められると思います。
テキストや問題集には載っていない社会情勢に沿ったような出題がされるので、どれだけ日ごろからニュースや医療・福祉業界に関心を持っているかがこの分野の点数を左右すると思います。
生活習慣や、病名、人体の構造などは出題されやすいものの、初めて聴くような言葉が選択肢の中で多々書かれているので、惑わされないでください。
落ちついて常識的観点から答えれば、模範解答を見て自己採点した時に、当たっているものです。
24回からは、「正しいもの」を一つ選ぶ問題になっていますから、「明らかに間違っている」と感じた選択肢は思い切って外してください。
難しいと思っているのは他の受験者も同じですから、冷静になれば1問は正解しているはずです。
出だしのこの分野につまづかずに、自分がやってきた学習を信じて、長丁場を乗り越えてください。