今回は、初の宅建受験に特化した記事です。
宅建受験生で当ブログをご覧の方がいらっしゃるため、その方々に向けて、時期的にふさわしいテーマを書きました。
龍谷大学客員教授(弁護士で元大阪市助役)大平光代さん(23歳で合格)
株式会社ネクストサービス代表取締役松尾昭仁さん(35~36歳で合格)
株式会社健康プラザコーワ代表取締役臼井由妃さん(42歳で合格)
第一線でご活躍中のお三方は、いずれも宅建試験に合格しています。
共通しているのは、
・一発合格
・夏から学習を開始している
・過去の学歴は、勉強ができる優秀組ではなかった
・宅建講座があるスクールに通っていた
・それまで法律に精通している経験がなかった
ことです。
7月からは、宅建受験の合否が分かれる勝負のシーズンに移り変わります。
つい先日も、平日の夜に足を運んだ図書館で、私の隣に座っていた40代から50代くらいの受験生らしき男性が、民法の制限行為能力者のページを学習していました。
この夏から勉強を開始して、三ヶ月で一発合格された受験生は、前述した方々だけではありません。
私が宅建合格後の登録実務講習でお話したお二方も、夏からスタートして見事に一発合格されました。
もしかしたら、「スクールに通っていたから短期戦で合格できたのであって、ゼロからのスタートで独学を選んだ自分では合格できないかもしれない」と、不安でいっぱいの方もいらっしゃるかもしれません。
それは杞憂です。
先に挙げた宅建合格者二名は、独学でしかも異業界からの受験でした。
仕事をしながらの中、通勤電車の往復時間や休日を使って、集中的に学習されたようです。
また、三ヶ月間の独学勉強で合格した行政書士・地方議員の小林智仁さんも実績を残されています。
宅建は、効率的な学習法で、集中的に反復学習を継続すれば、三ヶ月で合格することも不可能ではありません。
ただし、かつての私のように「宅建なんて、適当に過去問を一周くらい回せば楽に受かる」なんて妄信を覚えていると、確実に落ちます。
合格者は共通して、「自分の今後の人生をより良くするために、必死になって勉強された方々」です。
私の場合も、1年目は7月から独学で学習を開始して、さわりの程度の学習量で受験しましたが、5割ちょっとの得点しか取れませんでした。
合格まであと6点でした。
オリエンタルラジオの中田と結婚したタレントの福田萌が2010年に初回受験で同じく6点で不合格になっていましたが、人事には思えませんでした。
ここから合格ラインに近づけるまでは、相当量の積み重ねでした。
近年の問題は、実践力や読解力、とっさの判断力を問う傾向が見られます。
そして、基礎問はしっかりとこなせている受験生の質の向上に伴い、合格ラインも7割超えになっています。
気を抜かずに、この夏でしっかりと基礎力を培って、一日一日を大切に過ごしてください。
今回紹介した4名の著作の中で、宅建受験に触れた作品を紹介します。
1.『だから、あなたも生きぬいて』 大平光代著
中卒→宅建→司法書士→司法試験合格
2.『「稼ぐ力」が身につく大人の勉強法 仕事ができるヤツにガリ勉はいない! 』 松尾昭仁著
2浪の末、志望校ではない中堅大学に合格して卒業→人材サービス企業に入社→ネクストサービス株式会社を設立→宅建合格
3.『お金持ちになる資格の取り方・活かし方』 臼井由妃著
短大卒→33歳で会社経営→宅建、MBA、行政書士、理学博士等短期取得
4.『こんな俺でも宅建・行政書士試験に一発合格できた!』 小林智仁著
ヤンキー→高校中退→3カ月で宅建合格→5カ月で行政書士合格→行政書士事務所開業→地方議員当選
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