2012年秋のことですが、社会福祉士有取得者でいらっしゃる三宅良矢さんから、縁あって社会福祉士受験や取得後の活かし方についてインタビューをいただくことができました。
三宅さんは、福祉の経験を活かして2012年10月と2015年に、大阪府忠岡町の町長選に出馬された経歴をお持ちです。現在は忠岡町の町議会議員を務めていらっしゃいます。
改めて社会福祉士の輪を広めるため、多くの受験生のお役に立てればという思いから、紹介させていただきます。
質問1. なぜ、そもそも社会福祉士を取得者しようと思ったのか
質問2. 社会福祉士取得者後に、どのように活かせた(現在活かしている)か
質問3. どのような勉強法で、受験に挑んだら
回答1. なぜ、そもそも社会福祉士を取得者しようと思ったのか
三宅さん:若いころより福祉の情熱に燃えていたなどというものではありません。
高校生の時に人生という長いスパンを考え続けていける分野として福祉をえらんだというところです。
回答2. 社会福祉士取得者後に、どのように活かせた(現在活かしている)か
三宅さん:資格を持っているというだけでは就職時に有利に働く程度ですが、活かす手段はいろいろあります。政治活動を協力していただける仲間と出会うきっかけも社会福祉士であることが大きかったですし、今後もこの資格所持者であるという強みを最大限に活用していきます。
回答3. どのような勉強法で、受験に挑んだか
三宅さん:試験勉強法は過去問を繰り返ししてわからなところは参考書で確認する程度でした。1月3日より試験前日まで数冊の過去問や予想問題集(僕は予想問題集が中心でしたけど)を毎日300問をノルマにこなしていました。
結果正答数は自己採点で150点中119点でしたので、気合い入れれば誰でも100点くらいはとれると思います(いまは少し採点が違うのですね(^_^;))。
あまり友人たちと集まってはしなかったです。2~3回程度は集まりましたが、途中でだれて集中力が続かないので非効率だと思いやめました。
三宅さんのお話をうかがっていて、社会福祉士という資格は、視点を広げれば、活かせるフィールドがたくさんあるということが伝わってきました。
社会福祉士有取得者であることを誇りに感じており、政治活動という新開拓にチャレンジされようとしている姿は、私も同じ有取得者として、尊敬の眼差しを持ったとともに、触発されました。
当時の受験勉強に関しては、1月3日から本腰を入れたとのことですが、試験日まで1ヶ月もない超短期間の中、過去問や予想問題集を膨大な量こなされていたようで、約8割という超高得点を叩き出されました。
実際に、7割超という受験成績はよく聴きますが(赤マル福祉の統計を見ても)8割の総得点を、1ヶ月未満の短期集中で猛勉強されて突破されたという体験談は初めて聴きました。三宅さんの勉強量と、社会福祉士国家試験に対する気合の入れようが半端なかったことが想像できます。