ブログをご覧の方は、バックグラウンドこそ千差万別なものの、必ず合格したい願望を抱いている方々だと思います。
試験を目指さなくても良い現状維持は気楽ですが、みなさんは敢えてイバラの道を選択されて、合格一直線を進まれています。
だからこそ、勉強がほとほと嫌になった時は、一旦離れてみても良いのです。
緩急をつけて、時には離れてみて違う角度から自分を見つめなおしてみるくらいの余裕があったほうが、本番までモチベーションを持続できるものです。
原点を思い出して、それでも絶対合格したい気持ちが勝ったら、またテキストのページを開いてみてください。
その昔、アンパンマンのエンディングテーマに使われていた「アンパンマンたいそう」の冒頭に、
「もし自信をなくして、くじけそうになったら、いいことだけ、いいことだけ思い出せ~」
とありましたが、先の見えない将来に不安になった時こそ、過去にあった小さな成功体験を回顧してみて、自分を褒めてあげることも大切です。
忍耐と苦労の末に、「合格」という上昇気流に乗れれば、今重く圧し掛かっている苦痛・不快感が雲散霧消します。
ちなみに、アンパンマンの原作者であるやなせたかしさんは、34歳で漫画家デビューを果たしました。
同世代の手塚治虫らの影響で、ヒット作に恵まれず、舞台美術、ラジオの脚本、商業デザイナー、ルポライター、TV番組の司会など様々な仕事を引き受けて生計を立ててきました。
名曲、「手のひらを太陽に」の作詞は他でもないやなせさんなのです。
売れない若い時代には、自身の嘆きを投影したような主人公を作中に登場させて、そんな彼を救うヒーローとしてアンパンマンが登場しています。
代表作のアンパンマンがヒットしたのはアニメ化がきっかけですが、やなせさんが還暦を迎えた頃の出来事でした。
遅咲きでも、やなせさんは諦めることなく一心不乱に創作活動に興じてきた賜物です。
やなせさんは晩年、癌や糖尿病など様々な病と闘いながら創作活動を続けていきました。
やなせさんが亡くなる2年前の2011年には、病に冒された身体を押して被災者の支援に乗り出しました。
「自分にはまだ出来ることがある」
と口ずさんでいたやなせさんだからこそ、漫画家にしては珍しい94歳と言う長命で天寿を全うされたのでしょう。
年齢や少しの失敗経験から可能性を閉ざしてしまうのは非常にもったいないですよね。
私達はまだまだ出来ることはあるはずです。
絶望の隣は希望です!