タイゴウくん、おはよ〜う!
やっと目を覚ましたかい?
タイゴウくん、早いわね。
いつもの時間に目覚めたけれど、私を待っていたのかしら?
遅いよと怒るキミ。
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ。
私は怒ってないけれど、もしかして、そのフレーズからして、去年の紅白に初出場したRADWIMPSの『前前前世』かしら?
ウカるんちゃん、アロハ〜☆彡
さっきから僕が唄っているのは、前前前期だよ。
キミの前前前期からボクは、キミを探し始めたよ☆彡
前前前期?一体、どんな内容なのかしら?
それにキミを探し続けてるって、キミの正体が何のか気になるわね。
キミの正体は、希望だよ☆彡
前前前期は、前期高齢者になってから希望を探し始めているソングだよ。
そう言えば去年タイゴウくんが「君の名は希望」って口にしていたから、てっきり乃木坂46の『君の名は希望』にかけているのかと思ったけれど、そんな深い意味があったのね。
前期高齢者と後期高齢者って意外に違いがわかりにくいんだよね〜。
これに医療制度が加わった日にはもう大混乱でお手上げだよ〜(><)
確かに、社会福祉士受験生にとっても前期・後期高齢者医療制度は分かりにくいって言葉をよく聞くわね。
ここで要点をおさらいしましょうか。
サンキュー、心の友よ!
前期高齢者医療制度は、65〜74歳までを対象とした、健康保険や国民健康保険の医療費負担を調整するための制度よ。
医療費の窓口負担は、69歳までが3割で、70歳から74歳までは2割が原則よ。
前期高齢者の場合、69歳までは3割負担で、70歳からは2割の負担に下がるんだね!
医療費の負担という点では、平成26年4月から昭和19年4月2日以降生まれの人が2割負担になったというのもポイントね。
後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者と、65歳以上の寝たきり等の一定の障がいがある方が対象になっているわ。
医療費の窓口負担は、1割が原則よ。
例えるならば、ボクは後期高齢者の対象になるってわけダイね♪
医療費の窓口負担が69歳までが3割で、70歳以上74歳までが2割で、75歳以上が1割負担というのが「原則」というのは例外があるってことかい?
これまで聴いたタイゴウくんの半生を総括すると、どうやら75年より前から生存しているから、確かに後期高齢者に当てはまるわね。
医療費の例外について、現役並み所得者の場合は、前期・後期ともに自己負担額が3割になるというところに要注意よ。
収入がある人は負担も増えるってシステムだね。
笑いを広げる活動をしている後期高齢者のボクにとっては他人事じゃないね。
タイゴウくんの活動は無収入よね。
それに後期高齢者と言っても、そもそもタイゴウくんは人間じゃないから負担もないから構えなくても大丈夫よ。
つい人間になった気分で不安を吐露しちゃッタイ♪
ところで、前前前期・後後後期の問題は、第28回社会福祉士・第18回精神保健福祉士試験の共通科目問70「保健医療サービス」で出題されていたけれど、「全額支給対象かどうか」とか聞いてくるんだよ!ワニワニパニックで頭がアルマゲドンになりそうになったよ。
問題 70 高齢者に対する医療保険制度における給付と負担に関する次の記述のうち, 正しいものを 1 つ選びなさい。
1 65 歳以上の加入者の療養病床での食事・室料は,入院時生活療養費として全額支給対象である。
2 70 歳以上の加入者の埋葬料・埋葬費は,家族療養費として支給される。
3 70 歳から 74 歳までの加入者の一部負担金は,加入者が現役並み所得者である場合には,療養の給付に要した費用の2 割の額である。
4 75 歳以上の加入者の一部負担金は,加入者が現役並み所得者である場合には, 療養の給付に要した費用の3 割の額である。
5 75 歳以上の加入者が選定した特別の病室の室料は,保険外併用療養費として全額支給対象である。
1と5のことね。
65歳以上の高齢者が療養病床に入院する場合は、生活療養にかかる標準負担額を自己負担し、標準負担額を超えた額が入院時生活療養費として支給されるの。
特別室料金は全額自己負担で健康保険の適用外だわ。
全額支給って言葉を見たらご用心。
ハニートラップだと思ったほうが身のためダイね。
ハニートラップとはちょっとニュアンスが違うけれど、前期・後期高齢者医療制度で「全額支給」というキーワードが入っていたら、要注意した方が良いわね。
よ〜し、心機一転してこれでオラの希望探しの旅がリスタートできそうだぞ!
急に勇気が湧いてきたみたいで、また前回のように野沢雅子さん口調に変わったわね。
オラァ、もう迷わ
何光年でも この歌を口ずさみながらよぉ!
最後の意気込みは『前前前世』のラストと重なるわけね。