2月8日 社会福祉士試験専門科目講評と共通科目講評追記
1月31日と2月7日に、けあサポの社会福祉士講座露木講師と精神保健福祉士講座張講師が試験講評を発表されました。この記事では要点のみをご紹介します。
科目別分析も載っていますので、詳しくはそれぞれの下記リンクを御覧ください。
◆ 社会福祉士試験・共通科目講評
露木講師分析
まず、私が実際に解いてみた感想としては、「基本的な内容を問う問題が多く、昨年同様の難易度(やや易しい)だった」という印象です。ですので、合格ラインも昨年度同様(88点)+αと考えておきたいところです。私的には、本年度の試験レベルであれば、6割90点+αと言いたいところです。詳細をもう少し記してみると、「午前の共通科目、午後の専門科目共に、昨年同様の難易度(やや易しい印象)で、基本を押さえておくことである程度は得点ができた。ただし、各科目1~2問程度のやや難しい問題が出題された」「事例問題は、相談援助系の事例問題は全体的に易しく、その他の事例問題も、知識と実践を問う応答問題ではあるものの全体的に易しい」という印象でした。
特別編I 第29回社会福祉士国家試験 午前<共通科目>問題の講評|露木先生の受験対策講座|社会福祉士|受験者応援|介護・福祉の応援サイト けあサポより引用
結果が出るまでわかりませんが、90点前後の合格点になるかもしれません(ただし、このラインは私が問題を解いた感想ですので、この点数で一喜一憂しないでくださいね)。
→露木講師は例年合格点について私的見解を述べられておられますが、高め(このくらいは取って欲しいという視点)に設定されています。
張講師分析
全体的にそれほど難易度は高くはなかったといえるでしょう。
◇社会福祉士試験専門科目講評
第29回試験の午後<専門科目>では、やや難しい問題が所々で出題されていました。
事例問題については、全体的に易しい問題が多く、内容としては、相談援助系の事例問題では、社会福祉士(ソーシャルワーカー)の対応事例が出題されました。その他の事例問題は、知識と実践を問う応答問題が出題されました。
■ 社会調査の基礎(7問)
本科目は、昨年同様の難易度でした。
■ 相談援助の基盤と専門職(7問)
難易度についての記述なし。
■ 相談援助の理論と方法(21問)
内容的には、昨年度の試験と同様の傾向でした。
■ 福祉サービスの組織と経営(7問)
難易度としては、昨年度の試験と同様のものでした。
■ 高齢者に対する支援と介護保険制度(10問)
難易度についての記述なし。
■ 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(7問)
難易度についての記述なし。
■ 就労支援サービス(4問)
難易度についての記述なし。
■ 更生保護制度(4問)
難易度的にも、基本的事項を確認する内容でした。
特別編II 第29回社会福祉士国家試験 午後<専門科目>問題の講評|露木先生の受験対策講座|社会福祉士|受験者応援|介護・福祉の応援サイト けあサポより引用
◆精神保健福祉士試験専門科目講評
1.精神疾患とその治療
全体的に見ると、出題基準に沿ったバランスの良い出題だったといえるでしょう。また難易度からみても、特に選択に悩む難しい問題は見受けられませんでした。
2.精神保健の課題と支援
毎年難易度の高い科目で、今回も初出問題があり、科目全体の中でも最も難易度が高かったという印象です。
3.精神保健福祉相談援助の基盤
難易度については触れていませんでした。実践型問題という特徴と、過去問を解いていれば十分対応できたという分析あり。
4.精神保健福祉の理論と相談援助の展開
全体的に見てこの科目も難易度は低く、取り組みやすい内容であったといえるでしょう。
5.精神保健福祉に関する制度とサービス
特に難易度の高いものではありませんでした。
6.精神障害者の生活支援システム
難易度についての記述はありませんが、「第18回に比べると、大変取り組みやすい内容であったといえるでしょう。」とあり。
第42回「第19回 精神保健福祉士国家試験」専門科目の分析|張先生の受験対策講座|精神保健福祉士|受験者応援|介護・福祉の応援サイト けあサポより引用
昨年度の第28回社会福祉士試験関連記事