2012年のことですが、兵庫県在住の脳性麻痺の男性が、初挑戦で第24回社会福祉士の国家試験に合格を果たしました。
小・中・高校と、周りの人に助けられてきたことから福祉に関心を持つようになったそうです。
2011年5月から筆記試験の勉強を開始して、いざ試験を受けたものの、
「例年、合格率が低いので受からないだろうと思っていた。発表からしばらくたっても合格が信じられなかった」
と、振り返っていました。
今後に向けては、
「障害があるからこそ分かることを生かし、人の役に立ちたい」
「資格は取ったが、まだ知らないことも多い。障害者の活動施設を見学しながら就職先を探したい」
「今あるのは家族のおかげ。これからは困っている人たちの相談に乗りたい」
と、強い志と探究心を持っている様子が伝わりました。
そして今、兵庫リハビリテイション心理研究会主催の療育キャンプのアドバイザーを務めていらっしゃるそうです。
拙ブログにも、障害があるからこそ、この経験を誰かの為に役に立てるような社会福祉士になりたいという思いで見事に合格を果たされた方がいらっしゃいます。
きっとそういう強い思いを持っていらっしゃる方には、ツキも回ってきますし、合格後には広く社会貢献できるような素晴らしい働きをされることでしょう。