資格を取って人生をやり直したい。
このような決意を胸に、一念発起して試験に望まれようとされている方はたくさんいらっしゃるでしょう。
私の周囲には、社会福祉士試験を受けるまでは福祉業界に携わっていなかった方が複数いらっしゃいました。
30歳までフリーターを続けていた方や、40歳を過ぎて民間企業からやりがいをもとめて取得を目指された方、子育てが終わって、新しい人生を築くために受験される方など多々いらっしゃいました。
宅建や行政書士、社労士試験の受験層にも共通するものがあります。
一方、次のような声も耳にしたことはないでしょうか。
資格に受かっても食えない。仕事に就けない。資格ビジネスに踊らされるだけ。
これも社会福祉士試験のみならず、司法試験や公認会計士などの最難関試験でも取り沙汰されている問題点ですよね。
確かに、資格に受かった=職が保証されて、収入も安定されるわけではありません。
特に福祉業界は、他業種と比較すると賃金は低めであることは毎回のように話題に上がりますし、社会福祉士の専門職として働ける場は限られています。
そういう資格批判を真に受けると、勉強のモチベーションに影響してきます。
ここで大切なのは、自分は何のためにお金を払ってまでこの資格を取得したいと決めたのかという原点です。
自分だけのエピソードや動機が必ずあるはずです。
いざとなった時に自分を支えてくれるのもこの受験動機になるはず。
どんな資格でも必ず外野から批判されたり、不要論をぶつけられるものです。
でも、資格を取得後に自分の望む道に進まれて、自己実現を図っている先輩もたくさんいます。
主人公はみなさんです。
自己実現のために、目標の資格を携えて行ってくださいね。