ダメなときほど運はたまる ~だれでも「運のいい人」になれる50のヒント~ (廣済堂新書) 萩本欽一著
社会福祉士をはじめとした資格試験を受験する上では、「運」の要素が影響してくることは再三申し上げてきましたが、本書では、欽ちゃんこと萩本欽一さんが自身の半生を振り返って、運の貯め方や逆境の考え方を指南しています。
冒頭に「不運なときに運は芽生える」「失敗は運の定期預金」といったメッセージが書かれています。
不運が続いている人には、きっと大きな運が待っている。人生は、運と不運が交互にやってきて、
最後は五分五分でチャラになる。
何度も何度も失敗していると、いつかそれに利子がついていい運につながる。
紆余曲折を経験してきた欽ちゃんだからこそ伝わってくるものがあります。
欽ちゃんは40代になってから、物事の見方を広げるために、河合塾に入って大学受験の勉強に励んだ時期がありました。
大学には入学しませんでしたが、その経験を通して、「人生に無駄なことは一つもない」と振り返っています。
人生に自信を失った時、挫折を感じている時などにオススメしたい一冊です。