なぜ勉強法の確立が大切かというと
既に2015年度対策のテキスト・問題集は揃っていますが、中にはこれからスタートされる方もいらっしゃると思われます。
まずは、どんな問題集を選ぶのか、どんな物を使えば合格出来るのかについて主眼を置く方は多いと思います。
もちろん、問題集の種類も肝心なわけですが、要となってくるのは、勉強の仕方です。
実はこの勉強の仕方を教えてくれる機会や人間は、なかなかいないのではないでしょうか。
自分に合っていて、かつ合格できるレベルに到達できる戦略的学習法を見出せるかどうかで、合否は分かれてきますし、今後の他資格挑戦にも大きく影響してきます。
今回は私が独自の勉強法を編み出すまでのルーツを紹介します。
既に拙ブログでは何度も説明した通り、私は小学・中学時代は、決して優秀な成績を残していませんでした。
小中学校と塾に通っていましたが、自分の意思で通っていたというよりは、周りの同級生が参加しているから、自分もといった理由です。
勉強次第やらされている感が強くて、苦痛であることが成績が伸びない一番の理由でした。
塾では配布プリントや、オリジナル教材を使って試験に出るポイントや偏差値が上がるためのカリキュラムを教えてくれました。
しかし、塾で講義を聴いたり、問題を解いているうちは、なんとなく分かったつもりにはなったものの、成績は一向に上がりませんでした。
それどころかグングン学力が上がって行って、偏差値が伸びている同級生に反比例するように、平均偏差値は40台にまで落ち、塾の実力テストや確認テストの結果は最下位でした。
英語では5点や10点というあり得ないような点数が続いてたので、先生からも呆れられていたほどです。
何のために塾に通っていたのだか、全く意義が見いだせないまま中学を卒業しました。
ところが、高校進学後になって、塾の教えが活かせるようになったのです。
「試験は、出るところしか出ない。出るところを集中的にやればおのずと結果はついてくる」という着眼点です。
高2になって、中間期末テスト直前に教員が「ここから出るよ」というアドバイスを聞き逃さずにピンポイントに勉強したところ、成績が一気に上昇して、クラスで年間総合2位にまでなれました。
人生で経験したことがないほどの快挙でした。
必ず試験に出るところをこなしていると、一定の点数は取れるだろうという安心感が芽生えてくる、そうなるともっと高得点を取るために、プラスαを自発的に勉強したくなる好循環が生まれたのです。
なぜ中学時代にこのやり方を実践せずに、高校に進学してから意識が変わったかというと、いくつか理由はありますが、大きな動機として、今まで勉強から逃げてきた自分を変えたいという一念発起の思いがありました。
クラスで上位5位まではテスト終了後に担任から名前を呼んでもらえるので、モテるきっかけになるのではないかという邪な考えがモチベーションにつながってもいました。
学校の英語を勉強していただけで、受検対策をせずに、英検準2級をパスできたおまけもつきました。
試験当日に、絶対落ちると思って問題を眺めてみたら、意外や意外、解けるのです。
学校の教科書に登場した単語がずらりと並んでいて、復習しているような感覚でした。
高校時代で一気に成績が伸びて、自信がつき始めた私は、その後漢検や秘書検といった検定試験でも「出るところしか出ない」をモットーに、過去問や頻出度順問題集を使って突破してきました。
過去問重点勉強法は、これらの軌跡を経て、経験から生み出せたと振り返ります。