第25回試験合格発表から、まもなく二ヶ月が経とうとしています。
2014年度版問題集も少しずつ登場し始めていますが、個人的な予想では、今の時期から受験モードに入って、ガチで勉強されている方は、まだ少数なのではないかと想像します。
悔しくも合格を手にすることができなかった方にとっては、気持ちは落ち着いてきたものの、まだ次回の試験モードには切り替えられていない方も多いのではないでしょうか。
前回の結果は、まさかの20パーセントを下回る合格率でした。
それも5割を切る合格ラインでの数字です。
二つ選べ問題を含め、あそこまで出題傾向が如実に変わるとは、誰が予想したでしょうか。
その流れを意識すると、第26回試験はさらに難化するのではないかと、憂鬱になってしまう方も少なくはないでしょう。
もう、どう勉強すればこの試験に合格できるのかわらかない。
自分は合格できる素質はないのではないか。
不安と失望感から、やる気が起こらなくなる心中もよくわかります。
そんな中でも、活路は必ず見出せます。
出題傾向が変わろうと、合格率が下がろうと、基礎の基礎が大切であるという視点は変わらないからです。
試験終了後の赤マル福祉の講評や、福祉教科書の試験を振り返ってを見ても、基礎を定着させることが、改めて大切になっていることが浮き彫りになったと評しています。
私もその通りだと思います。
当たり前のことを、当たり前にこなす。
一見簡単のように思えて、いざ実行してみると、継続してみるのは容易くいかないものです。
でも、そんな基本的なポイントを押さえることができれば、どのような出題形式に変わっても、応用がきくようになります。
奇問難問初見問題の中に埋もれている基礎問題こそが、合格ラインを左右します。
合格率だけ見ると、気後れしてしまいがちですが、どんなに難しくても、半分の75点ほど確保できれば合格できることが判明した回でした。
努力が全く報われない試験ではありません。
またやる気が芽生えたその時には、一皮剥けて逞しくなった自分がいるはずです。