スランプという言葉は受験生にとって切っても切り離せない問題ですよね。
18科目群もの膨大な科目量がそびえる社会福祉士試験もそうですし、専門性が深い精神保健福祉士試験でも、誰しもいずれかのタイミングで己の限界を感じる瞬間が訪れるでしょう。
高校や大学受験時を例に上げても、偏差値60まではとにかく勉強を重ね続ければぐんぐん伸びていくものの、それ以上になるとどれだけ急に数字が伸びなくなって、勉強そのもののモチベーションが下がってしまうという経験があるものです。
勉強を始めたばかりの頃は、とにかく覚えることの連続で、新しい知識を吸収する作業に徹すれば良いのですが、復習の量が増えれば増えるほどかったるくなったり、苦手科目に移ったとたんに、全く頭に入らずにやる気が削がれてしまうということも「あるある体験」です。
シチュエーションや時期は個々人によって異なるでしょうが、もしもスランプに陥ってしまった時に、どのように心を切り替えるのかが肝心になってきますよね。
やる気が起きないから、もう駄目だからと諦めてしまえばそれまでですが、勉強というものは順風満帆には運ばないものです。
むしろ、受験勉強はトントン拍子に進まずに、必ず「うまくいかない時期」「やる気がそがれる時期」が訪れると心得ておいたほうが、いざという時に動じずに済むものです。
スランプ期こそ、成長の証でもあるのです。
そもそも蓄積された知識や学習歴がなければ、限界を感じる瞬間というものは湧かないもの。
その感情の背景には、頑張ってきた実績があるのです。
その段階まで来たら、合格の頂点が近づいている証です。
ここで我武者羅にでも敢えて立ち向かってみることで、限界突破できるかもしれませんし、得意分野を復習してみたり、社会福祉士や精神保健福祉士として第一線で活躍されている諸先輩を本や体験談で目にしてみることで、現状打開の突破口につながるかもしれません。
スランプは正しい努力を重ねてきた人間に訪れる試練の時期とも言い換えられるので、合格に辿り着く者は誰もが通ってきている道でもあります。
窮地に立たされたら、さよならスランプまた来て合格です。