2019年10月12日までに公開された精神保健福祉士・社会福祉士資格関連のニュースを5つまとめました。みなさんが関心のある子ども分野の新国家資格についても触れている記事もあります。
- 「ひきこもり支援協議会」発足 状況に応じた支援探る(東京都)
- 【いっしょに】(中)シングルマザーが介護職に 相手を思う、笑顔になる
- 41歳で年収100万円…1時間200円のネットカフェで暮らす男性の絶望
- 思春期病棟 心と向き合う 虐待や自傷 医師が福祉や地域と連携 福岡に開設 九州8ヵ所目
- 虐待事件を対処するための「子ども分野の新国家資格の創設案」は、現場職員の声を反映していない?
「ひきこもり支援協議会」発足 状況に応じた支援探る(東京都)
今年度からは、「ひきこもりサポートネット」の電話相談のフリーダイヤル化実施や、社会福祉士、ファイナンシャルプランナーなど専門職の窓口設置、訪問相談の対象を35歳以上に拡充するなど、対策を講じている。
【いっしょに】(中)シングルマザーが介護職に 相手を思う、笑顔になる
小田原市の秋山恭子(やすこ)さん(41)は今春、「介護福祉士」と、相談支援の専門職「社会福祉士」の資格を取った。住民の相談などにあたる「地域包括支援センターさくらい」で働き始めた。
41歳で年収100万円…1時間200円のネットカフェで暮らす男性の絶望
「派遣や契約社員を含め非正規労働者は労働人口の約4割と年々増加しています。特に現在の30代後半~50代は就職氷河期世代だけに、その割合は高い。中年フリーター、日雇いなど低賃金で厳しいけれど食べられる状況にはありますが、“定職”ではないため、何年働いても技術や知見がつかない、通称『非熟練労働者』なんです。
そんな人たちが就職できるか、と問われたら難しい現状がある。彼らは高給な仕事を奪い合う残酷な椅子取りゲームに参加させられ、競り負けて貧困に陥った人たち。こんな社会状況で“自己責任”と切り捨てられるのはおかしなことです」
と語るのは、貧困問題について年間500件の相談を受ける社会福祉士の藤田孝典氏だ。
思春期病棟 心と向き合う 虐待や自傷 医師が福祉や地域と連携 福岡に開設 九州8ヵ所目
全75床のうち27床で、10月1日から診療報酬(医療の公定価格)の「児童・思春期精神科入院医療管理料」を算定し始めた。子どもの治療経験がある精神科医や精神保健福祉士、公認心理士をそろえ、浴室や食堂などは大人の患者もいる病棟とは別に設けた。
虐待事件を対処するための「子ども分野の新国家資格の創設案」は、現場職員の声を反映していない?
筆者は精神保健福祉士の資格を持っていますが、資格試験のために勉強した内容のなかには、イギリスの福祉制度の歴史など、福祉職の現場仕事には到底使いそうもない知識も多くありました。それらを暗記しなければならない上に、資格取得のために専門学校などに通うのは、たとえ通信であってもそれなりの費用と時間がかかります。
一方で、社会福祉士や精神保健福祉士・介護福祉士といった国家資格の保持者のなかにも、非正規雇用で自らがギリギリの生活をしながら、対人援助の仕事を続けている人は少なくありません。