梅雨の寒暖差が堪える日々ですが、受験生のみなさまはまさに健康第一ですね。
そして第23回国家資格キャリアコンサルタント学科試験(以下国家資格キャリコン学科試験)まであと約二週間。
今週受験票が届き、いよいよ本腰入れて勉強されている方も多いでしょう。
今回は、一生懸命、問題をこなされている中で、今の時期に芽生えやすい焦りや不安と向き合い方について記事にまとめました。
1.今覚えていたとしても、本番で忘れてしまうのではないか。
今の段階で完全に覚えられなくて当然です。
まだまだレベルアップの途中段階だからこそ生じるモヤモヤです。
何度もインプットとアウトプットを繰り返すことで、脳に定着して、本番ですっと引き出せるようになります。
ちなみに、私はつい数日前にキャリアコンサルティング技能士2級学科試験(以下CC2級学科試験)にトライしてきましたが、国家資格キャリコン学科試験勉強時に覚えた内容が複数出題され、記憶から引き出して正解できた問題がありました。
国家資格キャリコン学科試験は、過去問からそのままだったり、少しだけ形を変えたりした問題が多数出されます。
今は勉強の成果が見えづらくても、この先体感できる瞬間が訪れますよ。
それがまさに本試験時かもしれません。
2.今覚えたことではない問題が本番で出されたらどうしよう。
本試験では、過去問等からは一度も目にしたことがないような初見・新出問題が必ずと言っていいほど登場します。
第22回国家資格キャリコン学科試験もそうでしたし、先日受けたばかりの第30回CC2級学科試験時も同様でした。
無知の問題が出たらお手上げと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
選択肢をよく見ると、過去問などで見たことがあるキーワードが並んでいるものなので、正しい型を覚えていれば、知らない問題が出てきても、消去法で解答できるというメリットもあります。
私は、まさにCC2級学科試験時は、この消去法で数問乗り越えました。
それでも解けそうにない問題は、恐らく他の受験生にとっても正答率が低い難問(いわゆる捨て問)設定になっている可能性が高いです。その1、2問で合否が分かれるだなんてことはありません。
3.今はまだ理論家と理論がつながらなくて、本番までに覚えられる自信がない。
理論家の名前と理論の覚え方は一筋縄ではいきませんよね。
私も最近CC2級学科試験を受験した際に、苦手なあの分野と再度対峙して、苦戦したばかりですのでリアルで分かります。
私は国家資格キャリコン学科試験勉強時も、CC2級学科試験時も、理論家分野は後回しにしていました。
一通り別の分野を解いてから最後に向き合った感じです。
その時点で試験直前(1週間前後)になっていたので、記憶に新しく残り、試験前日になって初めて理解できた箇所も複数あったくらいでした。
とにかく覚えるのに一番苦戦する分野でしたので、初めからトライして出鼻を挫かれるような思いをしてモチベーションを減らすよりも、最後にとっておいて、やれるだけやって、その勢いで試験を受ける方が良いと判断しました。
おかげで、国家資格キャリコン学科試験時も、CC2級学科試験時も高得点が取れました。
以上、本試験まで2週間と迫ったこのタイミングに陥りがちな不安とその心得について、私の実体験から書かせていただきました。
いずれにしても、今の段階で上手く進まないように思えても、本番直前になってすっと理解できるようになるという経験は、ざらにあります。
例えば、私は本番1週間前に腕試しで解いてみた第21回国家資格キャリコン学科試験の出来は68点で、戦慄を覚えることとなりました。
「このままで落ちる」という衝動に駆られることになったからこそ、そこから本腰を入れて最後の追い込みでレベルアップできて、本試験が想定以上に上手くいったのだと思います。
対してCC2級学科試験時は、約10時間程しか事前勉強をしていませんでしたが、直前に受けていた国家資格キャリコン学科試験時の知識(経験)の蓄えがあったからこそ、本番でカバーできました。
継続は力なりです。
今の段階では未完全で当然ですので、試験当日まで諦めずに続けてみてくださいね。