9月5日合否結果追記
数日ぶりのブログ更新になります。
実は日曜日から久しぶりに体調を崩していまして、記事を書けるような余裕がありませんでした。
今回受験した国家検定キャリアコンサルティング技能検定2級(以下CC2級)受験がその一因にもなっています。
2023年6月11日日曜日に、都内青山学院大学にて、CC2級試験を受けてきました。
そもそもなぜ受験を決意したか
私が受験を決意した日は、2023年4月17日です。
そう、その日は私が3月に受験した、国家資格キャリアコンサルタント試験の合格発表日でした。
合格後はいずれステップアップ資格としての受験を見据えていましたが、奇しくも第30回CC2級試験の申込み締切日もこの日でした。
次回は年末になるので、善は急げとばかりの駆け込み申込みです。
オンライン申請ですので、ネットで国家資格キャリコンの合格を確認した後に、その勢いのままで申し込みました。
ただ、試験が終わった今思えば、勢いはこの時がMAXで、後は急落していく一方でした。
今回CC2級に挑むにあたって、受験に対してのモチベーションをうまく維持できないまま、準備不足で臨む形になりました。
既に自己採点は終わっている状況ですが(後半で点数を公開します)、自分の中で納得の行く出来ではなかったため、消化不良のまま試験終了から数日経ち、身辺整理も行いながら記事でまとめている心境です。
正直なところ、達成感のような心境ではなくて、不完全燃焼感が残っている感じです。このモヤモヤの正体が分かるのはまだ先なのかもしれません。
あっ、肝心な前提を言い忘れていましたが、私が今回受けたのは学科試験のみです。
周知の通り、実技試験は付け焼き刃で受かるほど甘くないことは安易に予想できたので、次回以降に保留としました。
勉強期間、勉強量と勉強法について
正直なところ、十分な勉強時間を蓄積しなかったのは事実です。
1日15分〜30分くらいの集中力で、本格的に始めたのは受験票が届いた試験日の6日前からでした。
総勉強時間は10〜12時間くらいでした。
勉強に使用した問題集はこの一冊のみです。
CC2級学科試験内容と国家キャリコン学科は被ると聞いていたのですが、確かに練習問題102問解いてみても、被りまくりでした(むしろ被らない場所を探す方が難しい)。
3月に受けたばかりではありますが、結構抜けているところ(忘れていた)もあり、その現実と向き合うのは辛かったですね。
今まで数十の試験を受けてきていつもこの点に回帰しますが、以前覚えたはずなのに、忘れてしまっている現実を認めて、アップデートして行くことが合格のためには不可欠なのですよね。
成長を実感できた点を上げると、国家資格キャリコン学科で苦戦した理論家分野も再び向き合うことになりましたが、この点だけは目を背けずに、前日まで反復学習したため、本試験でも理論家問題は高得点でした。
なぜ勉強のモチベーションが維持できなかったのか
これを説明するのが難しくて、まさに心が追いつかなかったというのが一つです。
仕事が忙しかったらという理由ではありません。
3月年度末に受けた国家資格キャリコン試験当時の方がハードでした。
5月に国家資格キャリコン登録を終えて、私の中でバーンアウトではないですが、キャリコン試験については一区切りつけてしまった心理が働いていたのかもしれません。
それとこれは本番まで影響しましたが、国家資格キャリコン試験の点数が思いの外高かったことです。
まさかの9割超えでしたので、「CC2級も内容被るし、そんなに頑張らなくてもなんとかなるだろう」とたかをくくっていたところがありました。
「国家資格キャリコン学科のほうが難しい」という声もネット上で複数目にしていたので、過去問を数年分こなさなくても、国家資格キャリコン学科試験時に蓄積した知識と、上記のCC2級用の練習問題さえこなせば7割はいけるだとうと計算していました。
実際の過去問題や国家資格キャリコン学科で使ったアプリは一切使っていません。
この流れは、私が過去問を一切解かずに予想問題集一冊のみで受験した第4回公認心理師試験時と似ているんですよね。
あのときは「あと8点」で不合格になりましたが、知識不足を痛感しまくりました。
今回は、国家資格キャリコン試験に9割合格できたというアドバンテージを持っていたので、本腰入れて挑めなかったと振り返っています。
試験本番の様子と手応えは
こうしてなんとか問題集一冊は回したものの、万全な準備とまでは言えないまま、当日を迎えました。
会場はかの有名な渋谷にある青山学院大学です。
私の受験教室は、ざっと見ほぼ満員で、100名以上の受験生がいたと思います。
余談ですが、ペットボトルの持ち込みは可ですが、国家資格キャリコン試験時はラベルを剥がすように指示されたため、今回は予め無の状態にしておきましたが、アナウンスはありませんでした。
果たしてこの勉強量で通用するのだろうか、複雑な気持ちでその時を待ちます。
試験管の合図と同時に試験開始です。
メンタルを左右する1問目は、既視感がある問題で、自信を持って解けました。
次も購入問題集に類似出題が出ていたので、自信を持って進めて行きましたが、やはり試験はそう簡単には運びません。
練習問題集や国家資格キャリコン学科試験勉強時に一度も目にしたことがない初耳の理論家出題や労働局の役割等がポツポツと出されました。
国家資格キャリアコンサルタント試験時とは異なり、消去法に頼ることしかない問題や2つまでは絞れても決め手に欠ける問題が複数登場しました。
全体的に社会常識やキャリアコンサルティングの役割や使命を問うような出題者の意図が伝わる良問もありました。
総じて、手応えは国家資格キャリコン時よりも悪かったです。
CC2級の過去問を解いていないので回比較ができませんが、少なくとも第22回国家資格キャリコン学科試験と比較して簡単だったとは言えない出来でした。
この難易度を私が過去受験した試験で例えるなら、メンタルヘルスマネジメント検定II種ラインコースに近い試験レベルでした。
試験経過後30分経つと途中退出できるのですが、私は50分が経った段階で、マークミスチェックを通しでしたのと同時に試験スタッフに挙手して退出しました。
未だ9割以上の受験生が残っており、廊下やキャンパス内にもほとんどいませんでした。
自己評価的には6割いけたかどうかという感覚です。
CC2級の合格ラインは7割以上ですので、自己採点前の感覚としては、伸るか反るか微妙な状況でした。
合っているかどうか自信がなくて悩んだ複数だけネットで調べてみましたが、不正解率が高く、少なくとも6問は間違っていることがわかりました。
間違えられるのは、あと9問です。
模範解答は当日中に公開されませんでしたが、翌日10時に協会HPで正式解答がいち早く開示されます。
このシステムは国家資格キャリコン試験も同様ですが、他試験でも見倣って欲しいですね(CBT試験等でその場で合否が分かる試験も増えていますが)。
そして、ドキドキしながら採点すると、予期せぬ異常事態が発生しました。
正解だと思っていた問題が、立て続けで不正解だったのです。
これはショックでした。
中には国家資格キャリコン学科試験だけではなくて、公認心理師試験でも登場したような出題が間違っていて、「無知の恐怖」を痛感せざるを得ませんでした。
9割合格だった頃の記憶は一部忘却されており、準備不足が露呈した形となりました。
最終的に、自己採点は78点。
この点数を高いととるかどうかは人それぞれだと思いますが、個人的には80点以上取れたらという思いがあったので、2点(あと1問)の壁を目の当たりにして結構落ち込みました。
合格ラインは上回っていますが、不完全燃焼感が残るような気持ちが強いです。
人が後悔する瞬間と言うのは、やればできたのに逃げてしまうと、「あの時挑戦しておけばよかった」のような、相応の未来を目の当たりにすることになるのだと再認識させられました。
そして約3か月後、結果通知が届いた
季節は秋に切り替わりつつある9月5日に普通郵便で結果通知が届きました。
9月1日に先んじてWEBページで合格を確認していましたが、点数を知らないと実感が湧かないというのもあり、待望の瞬間でした。
ハガキ形式で届いたので、一瞬不合格のような簡易的な扱いに感じましたが、中を開封すると、たしかに「一部合格証」と書かれており、「78点 合格」と刻まれていました。
前述した通り、自己採点と一致しておりました。
やはりこの数字を目の当たりしても、80点を超えなかった自分にやるせなさを覚えましたが、合格率は58.18%。決して高すぎるとは感じられませんでした。
私の場合は、国家資格キャリアコンサルタント資格を取得した直後に受験したのもあり、知識が残っていた点がアドバンテージになりましたが、細かい部分を忘れていて、ギリギリ8割届かずでした。試験を甘く見たら行けないと痛感しています。
2年以内に実技試験に挑む予定です(独学でを予定しています)。
以上、勉強不足が明白になった私の受験体験談です。
まだまだ知らないことがたくさんあることを痛感し、だからこそ私もまた挑戦を続けていきたいとは思えています。
過去は変えられませんが、この経験をもって、今後各資格合格を目指されるみなさまに還元していきたいと思っています。
半年後に受験した2級キャリコン実技試験体験談はこちら
2023年9月1日、学科対策の新刊本が出ました。