【前回】
不安を抱えたまま迎えた5月22日、FP技能検定3級実技試験。
鞄の中には、相棒のタイゴウくんとウカるんちゃんをお守りに携えながら会場へと向かいました。
「この勉強法で受かるのだろうか」という自問自答を最後まで抱えながら試験がスタートしました。
資格試験に挑戦されたことがある方ならば共感していただけるのではと思いますが、どれだけ事前学習を重ねたつもりでも、他者から「大丈夫」と励ましてもらえても、実際に試験問題を解いてみるまでは、自分が合格できるかどうかの確信は得られないものです。
当時、受検勉強に使用した過去問題集の実技科目には、本試験1回分量しか掲載していなかったので、事例問題はほとんど手をつけずに臨みました。
会場に向かう途中時よりちらつかせてくれたタイゴウ君を見つめながら、「タイジョウブ」と自己暗示を重ねていました。
学科試験免除組なので、午後からの会場入りでしたが、会場内は20代前半くらいから50代くらいまでの老若男女の姿が目立ちました。
最終チェックとして手にしている参考書や問題集もまちまちです。
心をかき乱されないように、「自分は自分」と言い聞かせました。
試験内容は、事例問題が多く用意されており、計算問題が多数あり、適当に選んでヤマカンで通るというような構成ではありません。
合格点は絶対評価の6割基準なので、20問中8問間違えられるわけですが、「今回の勉強法が的外れだったらダメかもしれない」という心配は尽きませんでした。
学科科目と同様で、知識のインプットに重点を置いて傾注した私の勉強法が通用するかどうかは伸るか反るかといった不安要素でした。
定刻になり、運命の試験時間が訪れます。
私は始めの合図の後すぐに問題文を開かずに、必ず深呼吸をして、一旦心を整えてから本番モードに切り替えます。
そして初対面する本試験を眺めてみて驚きです。
なんと1日前に解いた過去問題集の実技試験問題とほぼ同じような問題が次から次へと待ち構えていたのです。
学科試験時とは違った意味で予想外でした。
ひっかけや文章そのものが難読というような問題は見当たらず、明らかに落とすための試験ではないという構成です。
私がこれまで受験したことがある他試験で言うところの秘書検定2級と同じような感覚です。
過去問さえくまなく解いていれば満点合格も達成出来るような内容でした。
マークミスがないかどうかをチェックして、無事に全うすることが出来ました。
その日の夕方には協会のサイトで模範解答が公開されるので、すぐに自己採点結果を確認することが出来ます。
FP協会の実技試験は20問あって、各5点という配分です。
全問正解とまでは行きませんでしたが、約9割という結果でした。
こうして、学科と実技二回に渡って受検した私でしたが、そもそもは、数字が苦手で、意識を克服したいという動機で受検したFP技能検定でしたが、いざ勉強を開始すると日常生活に関連していて、知っていて損はしないという内容がてんこもりでした。
お金が密接に関わっているので、将来の自分や家族を守るための基礎知識といったところでしょうか。
年金分野もあるので、社会福祉士合格者の方にもオススメでもあります。
私は現段階では2級を受検する予定はありませんが、ブログ読者にも、FP2級と社会福祉士を同時取得されている方もいらっしゃいます。
宅建士の前哨戦に受検されている方も多いので、資格試験の入門として取り組んでみるのも良いかもしれませんね。