社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

第24回社会福祉士国家試験は約35日間、第17回精神保健福祉士試験は約20日間で一発合格を果たしました。今年で7年目の絶対合格ブログは、過去問先行型学習法をベースにしています。仕事と家庭の両立に苦戦されている社会人や、就活と卒論の両立で余裕がない学生が最短ルートで効率よく合格をつかみ取るための必勝法を伝授します。 マークミスの不安、孤独な勉強の不安等、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第24回社会福祉士国家試験は約35日間、第17回精神保健福祉士試験は約20日間で一発合格を果たしました。

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失業そして、福祉業界へ転職、後に絶望


私が28歳の時に、中学時代の同級生に数年ぶりに再会した時のエピソードです。


彼とは26歳くらいの時期に突如音信不通になっていたのですが、実際に会うのは約2年ぶりくらいでした。


彼が連絡を絶っていた背景には、彼自身が長い間失業状態にいたことが一番の要因だと明かしてくれました。


会社が倒産したため、長い間暗中模索を続けていたそうです。


そんな彼はやっとの思いで新しい職場に、正社員として所属が決まりました。


私と会う気になってくれたのも、ようやく社会の一員として復帰できたことが後押ししたようです。


しかし、そんな彼の表情は、1年以上ぶりに会うとはいえ、とても憔悴しきっているように見えました。


新入社員としての生活が始まってから、一ヶ月が経って、まだ右も左もわからない新生活に悪戦苦闘しているからだろうと推測を立てていましたが、彼の口から出た要因は、違うところにありました。


俺、新人イジメに遭っているみたい。



出だしの一言は、寝耳に水でしたが、彼の突然の告白に耳を傾けてみると、事の詳細が伝わってきました。


彼はとある老人福祉施設で介護職員として、勤務をしているとのことでした。


新人かつ男性は彼だけで、職員はその道何十年のベテラン女性職員のみとのことでした。


彼はそれまで男社会かつ福祉とは無関係の世界のみで生きてきたので、女性中心の職場や福祉業界ははじめてとのことでした。

具体的な内容は、割愛しますが、彼は入社一ヶ月あまりで、陰湿な世界の実態をとくと体験することになり、すっかり自分らしさを見失いつつあるとのことでした。


一日が終わって、施設から下界に出られた暁には、決まって、


「今日も無事に生還できて、本当によかった」


と、心の底から開放感を覚えていたそうです。


しかしながら、帰宅後もストレスを引きずっているようで、食事もろくに喉を通らず、睡眠にも支障が生じているようでした。


次に彼が強調していたのは、給料の低さでした。


彼は独身でしたが、正社員で今の額では、とてもじゃないけれど、結婚なんてできないと嘆いていました。


彼はアルバイトも視野にいれているようで、苦境に立たされている様子がひしひしと伝わってきました。


おそらく、金銭面だけの理由でアルバイトを探しているのではなく、今自分が置かれている環境以外の世界にも目を向けたいという強い欲求を感じさせられました。


彼は最後に、


「また明日も朝からあの世界に身を投じなきゃいけないんだよな。
そのうちPTSDになるかもしれない。
でも、今日会えて本当に良かったよ。生きている心地がしたから」



と、しぼりだすような声をこぼしながら、夜道に姿を消していきました。



僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由 (文春文庫)



大学時代に、私がこの本を読んだ中で、特に男性が感じている社会の生きづらさが伝わってきました。

同級生のように、就職した後にも、なんともいえない虚無感や先の見えない不安を感じながら、日々を過ごしている若者が少なくない現状が書かれていました。


私の同級生は、それまでとは異なる福祉の世界の扉を、希望を持って開いたようですが、まもなくして失望を覚えてしまいました。

彼の様子からしても、その職場には、そう長くは留まっていられないように感じられました。


そんな中、彼の話を聴いて、わずかながら希望も聴かせてもらいました。

彼のストレングスは、学生時代から向上心が強く、いつも理想の自分を描いていることです。

将来、社会福祉士宅建を取得して専門職として自立したいと、一縷の望みを口にしてくれました。


あれから2年の月日が流れ、彼のうつ症状も大分改善されてきました。

彼はあの福祉の世界からは身を引いたようです。
それから劇的に体調が良くなったようです。

先日飲み会で酒を交わした際には、今は人間関係にも恵まれた新しい職場で、プライベートも充実しながら生活している様子がうかがえました。

いつか社会福祉士の資格を取って、お年寄りのサポートをしたいという思いに変わりはないようです。


私は一生懸命に前を向いている彼を見ながら、生きることや仕事観について考えさせられました。