社会福祉士受験を志す上で、「誰かに受験のことを話してみる」ことの効果は実に大きいです。
「話すこと」とは、具体的に次の2点です。
今回は一つ目を説明します。
1.受験することを周りの人間に話す
新卒の方は、必然的に家族や同級生に話しているとは思いますが、特に既卒の方で、家庭や仕事をこなしながら受験を志している方にオススメします。
中には受験することを誰にも告げずに、当日を迎える方もいらっしゃると思いますが、第三者の協力や理解を示してもらうことは、精神的に心強いです。
長い受験生活の中、常に順風満帆に学習が捗るとは限りません。
病気になったり、家庭や仕事が忙しくなったり、苦手分野につまずいたりすると、どうしても後回しにして勉強から遠ざかってしまいがちです。
そんな時に予め第三者に話しておくと、励ましてもらえたり、違った角度からアドバイスをもらえたり、共感してもらえたりして、気持ちが切り替えやすくなります。
勉強は自分との戦いだからこそ、独りで抱えこまずに、立ち止まったら、信頼できる人間に協力を求めることも大切です。
私は宅建受験の時に、親と限られた友人以外には受験することを話しませんでした。
暗中模索の中、自分なりの勉強法が定着して結果が出るまで3年もかかりました。
やはり、身近に経験者がいて、アドバイスを受けるのは効率が良いですし、同志達と目標を共有できることは、長い旅路の上で大きいです。
私の職場にも過去3回受験している先輩がいたので、受験体験や勉強法など参考になりました。
話してみることで、経験者から、アドバイスを受け取れるメリットは大きいです。
また、予め周囲の人間に受験する旨を話しておくと、適度なプレッシャーになって、モチベーション維持にも繋がります。
私の例ですが、24日間の実習期間、職場は有休を使いながら、週に数回だけ通い、残りの日は施設で実習する二足の草鞋生活を送っていました。
職場の方の協力と理解なしでは成し遂げられませんでした。
そして、私が受験することをみな知っていたので、
「落ちたら恥だし、迷惑をかけた職場の方に、申し訳ない」というプレッシャーが常に頭にありました。
私は怠け者タイプなので、長時間勉強できるような人間ではないので、「今日はこのくらいでいいかな」と、自己完結しそうになることがありましたが、落ちることは出来ないプライドと使命感が自分を律しました。
社会福祉士資格が必ずしも自分の職場なり新天地で必須でない人は、「今年受からなくても、また来年でもいいさ」と、気を抜いてしまいがちになりますが、せっかく受けるのならば、やはりその年に受かりたいものです。次年度合格できる保証はありませんし、もしかしたら、試験の形式が変わって、難化するかもしれません。
もしも周りに受験のことを話せる人間がいなくとも、今は文明の利器で、mixiやツイッター、コミュニティーサイトなどを使ったり、予備校や大学のイベント等を使えば、同志に出会えます。
長期プランで合格するためには、独りで抱えこまずに第三者と協力して乗り越えましょう。
続いてその2に続きます