2012年に公開された映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のある場面で、主人公の碇シンジと、劇中のとある人物が、ピアノを連弾するシーンがあります。
※ ネタバレになるため、人物名は伏せます
ピアノの初心者である主人公は、ピアノを巧みに奏でるその人物に、「どうすればもっと上達できるのか」というコツを尋ねます。
返ってきた答えは、実にシンプルなものでした。
反復練習すること。
同じことを何度も繰り返すこと。
自分がいいなって感じられるまで。
それしかない。
そこで裏ワザや才能の差というものが影響していないことを知ります。
このアドバイスは、受験勉強においても、共通しています。
当たり前のように感じられるかもしれませんが、いざ継続しようとすると忍耐が要求されます。
なかなか頭に入らずに、投げ出したくなる時も訪れるでしょう。
それでも諦めずに、何度も繰り返すこと。
反復学習なしでは、結果はついてきません。
私という人間は非凡ではないなので、とにかく何度も同じ問題を復習することでしか知識を定着させられませんでした。
独学という性質から主人公は自分だけの環境なので、ガムシャラに暗記する時もあれば、イラストを描いたり、年表や語呂合わせを作ったりして、試行錯誤の連続でした。
反復学習は、あまりにもありきたりすぎる形です。
ですが、全ての勉強に共通する効果がある王道でもあります。
自分がいいなって認めてあげられる頃には、相当な実力に高まっているかもしれませんね。