ブログを6年間続ける中で、毎年合格発表後に気付かされることの一つとして、一発合格者よりも多年受験の末に合格を果たされた方の声が多く寄せられます。
第30回社会福祉士試験合格者の声の中でも、
2回目という方もいらっしゃれば、
5回目や7回目にして受かった!
という声がたくさん寄せられました。
過去の回では、
10回以上受け続けて念願の合格を果たせた!
という方もいらっしゃいました。
そのような血の滲むような経験された方の生声からは、ひしひしと心に響くものがありました。
合格に辿り着くまでに、前途多難な道のりを歩んで来られました。
周りの人間は先に合格して、自分だけ置いてきぼりにされた劣等感や焦燥感。
何回もチャレンジし続けることに必ずしも好意的に受け取ってくれない身内の眼差し。
何回も不合格を突きつけられて、もう自分には受からないのかもしれないという絶望感。
とことん自分と対峙する時間を過ごされていたようです。
そういう葛藤や挫折感を乗り越えて、合格を掴み取った後の喜びはひとしおでした。
周りの反応も打って変わって、お祝いムードになったようでした。
諦めないこと、自分を信じ続けることで一つの形を残せたその背中は、遅咲きかもしれないけれども、希望に満ちていました。
今までがうまくいかなかったとしても、諦めなければチャンスが到来することを教わります。
遅咲きの春でも、開花の瞬間は一際美しいです。
今年の余波は大きく、まだこの先の方針を定めるのには時間がかかるでしょうが、再受験を目指すにしても、別の道を進まれるにしても、みなさんがこれまで努力を重ねてきた結晶が新しい出逢いや環境で開眼されることをずっとずっと願い続けております。