ちょうど1年前に日本漢字能力検定協会の公式情報誌「漢検ジャーナル」の表紙を飾っているのが若手実力派声優の雨宮天さん(25歳)でした。
雨宮天さんは2015年公開映画『心が叫びたがってるんだ。』の登場キャラの声優も務めており、映画の舞台挨拶でお目にかかったことがあり、その時は「この若さで随分しっかりしているな〜」という印象でしたが、まさか漢検準1級を取得しているとは夢にも想像しませんでした。
雨宮さんが漢検準1級を取得するまで
漢検準1級を取得したのは2016年上半期のようで、小学生の頃から漢字が好きだったようです。
雑誌『月刊声優グランプリ』で漢字コラムの連載もされていたようで、きっかけは「何か雑誌でやりたいことがありますか?」という質問に対して、いかに漢字が好きかを熱弁したことでつながりました。
その漢字が好きという思いを形にするために漢検準1級の勉強を本気で始めたようで、合格した時は「漢字と両想いになれた」という思いで感無量になったようです。
※漢検準1級の勉強は少なくとも2014年4月の段階からスタートしており、合格までに2年という長期スパンで挑まれたようです。
漢検を勉強しているうちに自然と語彙が増えたことも仕事に役立っていると振り返っています。声優の仕事では、作品やキャラクターの説明をしたり、思いを語る機会が多いようで、そんな時に漢検の勉強をして語彙がついたことで自分の気持ちを明確に言葉にできていると感じられています。
取得後の約1年後に発売された写真集の中でも、雨宮さんがいかに漢字が好きなのかのエピソードが掲載されているようで、読み手が漢字を好きになるくらい熱意が伝わってくるような作品になっているそうです。
雨宮さんの漢検準1級勉強法と精神保健福祉士・社会福祉士試験効率的勉強法の共通点
1.ノートは作らない
丁寧にノートを作るのは時間がもったいないため、青色のボールペンでひたすら問題を解いて書いていた。青色は記録力が良くなるため選んだとのこと。
2.イメージがしにくい言葉は頭に映像を描いて覚える
準1級に登場する四字熟語は知らないものばかりで覚えるのが大変なので、(円木警枕等)頭に映像をイメージして覚えたとのこと。
精神・社会福祉士試験に登場する頻出・需要キーワードや登場人物、薬品名等は覚えにくいですが、そんな時にグーグル等の画像検索で実際のイメージを脳裏に描くことで、断然に脳への浸透率が高まります。
3.独り言で、心を動かす
雨宮さんは勉強中に「この字、かわいい」とか「これ書けるのすごい!」と自分自身を褒めたり、独り言をたくさん口にしていたようです。
これは、自己肯定感を高めるために、ポジティブな言葉を潜在意識に刷り込むことが効果的であることと共通しています。
4.擬人化して好きになる
ただ漠然とテキストや問題集を覚えようとするのではなくて、この言葉にはこういう意味があるとこじつけて愛着を持って向き合うことでインプットしやすくなると振り返っています。これは語呂合わせやエピソード記憶勉強法にも共通しています。
なんだかんだ行って、楽しく勉強に取り組めれば浸透率も段違いです。
今回雨宮さんの漢検準1級取得のルーツを知ることで、みなさん自身の勉強が効率的に進められることを願っています。