社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

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第一印象で社会福祉士試験全体にダウンしないためにも。


第一印象ってインパクトが強いですよね。

 

後々になっても、最初に植え付けられた印象というのは簡単に拭えないものです。

 

第一印象次第で試験の出来が左右されるかもしれないと言われたら、対策が必要になってきますよね。

 

 

 

午前の共通科目「人体の構造と機能及び疾病」。 

 

精神保健福祉士社会福祉士試験の共通受験される方にとって、最初にそびえる科目です。 

 

全部で7問もあるし、まさかこの科目で0点に陥ってしまい、不合格になることなんて、ないだろう。過去問でもそれなりに理解しているし♪

 

初めて受験される方は、このように楽観視されている方も少なくはないかもしれません。 

 

ところが、第24回~第32回本試験の流れを見ると、この科目でメンタルをやられてしまった受験生の悲痛な声が多く存在するのです。

 

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特に要注意なのが、第一問目です。

 

初っ端から「!?」という出題が目に飛び込むと、出鼻をくじかれたように、焦りに支配されてしまう危険性があるのです。

 

ちなみに、直近6年分として、まず第27回の問題は以下の通りになります。

 

問題1 人体の構造と機能に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。

 

アルブミンは酸素の運搬にかかわる。

ヘモグロビンは感染の防御にかかわる。

3 平滑筋は随意的に収縮できる。

4 気管は食道の後方に位置する。

5 横隔膜は呼吸にかかわる。

 

※正解は5です。

 

第28回は以下の通りです。

 

問題 1 以下は,乳幼児期にみられる標準的な発達の特徴を示したものである。2 歳前後で始まるものはどれか。最も適切なものを 1 つ選びなさい。

 

1  あやすと笑うようになる。

2「アーアー」などの意味のない発声を始める。

3  意味のある単語を言い始める。

4  集団遊びの決まりごとを守れるようになる。

5  2 語文を言い始める。

 

※正解は5です。

 

第29回分は下記になります。

 

問題 1 身体の標準的な成長・発達に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。

 

1 器官が形成され始めるのは,受精後24 週以降である。

2 体重が出生時の約2倍になるのは,出生後3~4か月である。

3 身長が出生時の約2倍になるのは,2 歳前後である。

4 乳歯は,生えそろうと32 本になる。

5 リンパ系組織が成長のピークとなるのは,乳幼児期である。

 

※正解は2です。

 
 
第30回分はこちらです。
 
 
問題 1 標準的な身体の成長と発達に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 生後 2 か月までに,首がすわる。
2 生後 3 か月までに,座位保持ができる。
3 生後 6 か月までに,乳歯が生えそろう。
4 生後 6 か月までに,大泉門は閉鎖する。
5 生後 18 か月までに,一人で歩くことができる。
 
 
※正解は2です。
 
 
第31回試験はこちらです。
 
問題 1 次の年齢のうち,エリクソン(Erikson, E.)の発達段階に関する理論にい
う「アイデンティティ」が発達課題となる年齢として,最も適切なものを 1 つ選びな
さい。

1  3 歳
2  7 歳
3 15 歳
4 30 歳
5 50 歳
 
 
※正解は3です。
 
 
 
最新の第32回試験はこちらです。
 
問題 1 人体の構造と機能に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 視覚は,後頭葉を中枢とする。
2 腸管は,口側より,空腸,回腸,十二指腸,大腸の順序である。
3 肺でガス交換された血液は,肺動脈で心臓へと運ばれる。
4 横隔膜は,消化管の蠕動に関わる。
5 副甲状腺ホルモンは,カリウム代謝をつかさどる。
 
 
※正解は1です。
 
第27回試験は「人体の構造と機能」についての出題、第28〜31回試験までは、乳幼児期・青年期の発達・成長問題が続いていました。
令和初の第31回試験からは「人体の構造と機能」に戻っています。
 
第32回試験は前回と同じ流れが続くのかは分かりませんが、頻出問題なので、要チェックですね。
 
 
さて、こうやって合否に影響がない過去問の一つとして、制限時間なしに眺めているうちはまだ余裕がありますし、正解を見ると、「やっぱりそうだよね」と納得が行くかもしれません(私は初見で正解がすぐに出せずに迷った問題がありました)。
 

しかしながら、人体の構造と機能に関する専門用語がずらっと並んだり、日常生活で乳幼児と接する機会がない中で、いざ本試験で出された際には、予想外の出題からプチパニックになったり、どれも正しいような錯覚に陥ることは珍しくないのです。
 
このような「わからない!」モードに切り替わってしまったら要注意なのです。
 
私自身、試験問題を開いてしょっぱなから面を食らいました。 
 
「えっ!?こんな問題は過去問に載ってなかったぞ」 
 
過去問オンリーで立ち向かった私は出鼻を挫かれて、焦燥感に駆られた記憶が強く残っています。 
 
実は、精神保健福祉士試験を受験した際に、専門科目1問目の「精神疾患とその治療」の出題を開いた際にも、同じように「なんだこの問題は」というプレッシャーと衝撃に襲われたのが記憶に新しいです。
 
しかしながら、仮に第一問目を落としてしまっても、まだ149問もあるので、なんの問題もありません。
 
その1点だけで合否が分かれることはまずないという観点を忘れないでいただきたいのです。
 
そして、この科目は、一般常識とセンスでなんとか乗り越えられるような問題が揃っているのも特徴の一つです。 
 
私が受験した第24回本試験の例で言うと、 
 
問3「健康づくりのための運動指針2006」に関する正しい記述
問4「単極性うつ病」に関する正しい記述
問5「集団食中毒」に関する事例問題
問7「リハビリテーション」に関する正しい記述 
 
 
これらの問題は、日ごろニュースや日常生活の場面場面で耳にしたり、常識として知っている知識でなんとか対応できる問題構成であったりします。 
 
恐らく、第32回本試験も、初めから見たことがないような問題が出題される可能性はあるでしょうが、日ごろから健康と医学分野にアンテナを張っていれば、なんとかその場で対応できる問題が数問存在すると予想されます。 
 
この科目には関しては過去問の知識だけではなくて、常識的センスが求められている分野であると言えます。
 
そして私を含めて、合格者の声に共通していたのは、7問全問手ごたえがないようでも、いざ採点をしてみると意外に正解しているものなのです(私の場合、精神保健福祉士試験でも同様でした)。
 
ですから、本番で歯が立たないように感じても、そこで諦めないことが肝心になってきます。
 
 
はなから心をへし折らないように、全く見当がつかなかったら、思い切って「5」を最初から数字を決めておいて次に進むというのは一つの打開策です。
 
 
なにしろ1問さえ死守すればOKですから、別の問題で確実に1点をゲット出来ればいいのです。
 
※第26回〜28回まで連続で1問目は「5」です。29〜30回は連続で「2」です。
 
一番肝心なのは、初っぱなからメンタルを折れないように努めることです。
 
先日の記事でも触れましたが、いきなりこの科目から受けなくても、得意科目から解いて手応えを感じてからの方が精神的に余裕を持てる効果もあります。
 
引きずらない、こだわりすぎないの心得を持ちながら次の問題へと進んでくださいね。