長い受験勉強生活の中では、「もう出来ない」という具合に、分厚い壁を感じたり、限界に陥るような場面が少なからずあると思います。
そんな時は、一旦今いる場所から離れてみて違う世界に身を投じたり、自分の得意分野をおさらいすることを勧めています。
そもそも勉強を始めたばかりで得意な分野がないし、勉強そのものが苦痛で仕方がない場合は、『こんなにおもしろい社会福祉士の仕事<第2版>』マンガ『新・ちいさいひと 青葉児童相談所物語』『健康で文化的な最低限度の生活』のような現役の社会福祉士の業務や仕事内容が分かるような本を眺めて、そもそもなぜ社会福祉士を目指すのかを再認識してみるのも一手です。
受験を最後まで乗り切るためには、言うまでもなくメンタル面のメンテナンスが不可欠になってきます。
心からSOSを感じたら、深追いせずに一旦休止する勇気も、長い目でみて大切になってくるのです。
私も数々の資格試験勉強を続けている過程で、内容が理解出来ずに、モチベーションが揺らいで、気分が重くなってしまう経験がしばしばありました。
当初は、「自分は頭が良くないから覚えられない。この試験は向いていないのではないか」と、自己卑下と疑念が拭えませんでした。
もう諦めてしまおうかと究極的な考えに陥ることもありましたが、一旦休止してみることで、気分の波を上手く調整できてきました。
そこで勉強を止めてしまうと、せっかく積み重ねてしまったものも全て瓦解してしまうかもしれないと、不安を覚える方もいるかもしれませんが、違う世界に目線を移したら、かえって頭が冴えたり、勉強再開後にスムーズにインプットできるようになったという流れがよくありました。
勉強を中断した後も、脳は答えを探し続けていたり、記憶の整理を行っているうちに点と点がつながるようになるのかもしれません。
そんな不安定な精神状態の中、私が17年間続けている相談活動の道中で、5件以上もの深刻な相談案件が重なって寄せられると、「正直、自分には受け入れられる余裕がない」と弱腰になってしまうことが数え切れないくらいありました。
9年5ヶ月ほど継続しているこのブログの更新も同じです。
それでもドロップアウトせずに続けられたのは、今は難しくても、一歩引いて見て、気分転換をすればやる気を取り戻せたからです。
まだ8月です。
木を見て森を見ずにならないように、一つの場面で息詰まったら、環境を変えてみるなどして、ストレスを上手くコントロールしていきましょう。