社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

社会福祉士試験は約35日間、精神保健福祉士試験は約20日間、キャリコン試験は約30日間独学で一発合格を果たし、公認心理師試験は1日1時間未満、楽学勉強法中心でリベンジ合格を果たしています。

試験前から合格発表日までのマークミスの不安、孤独な勉強の不安等、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

社会福祉士、精神保健福祉士を使って転職、就職する際に、ブラック会社に踏み込まないための見抜き方。


 

3月上旬に行った「社会福祉士・精神保健福祉士取得後の活かし方」アンケートでは、20代から50代の方々から、様々なご意見を頂戴しました。

 

現職に活かすという形もあれば、転職活動に反映させたいという方の声も複数寄せられています。

 


 

ここ二年間の両試験合格率、合格者数の推移を見ていても感じますが、社会福祉士や精神保健福祉士の有資格者を増やして、配置を広げたいという国の方向性もうかがえるように、合格によって転職や就職のチャンスが得られるというのは事実だと思います。

 

現に私が仕事で関わっている福祉業界の世界でも、有資格者を求めていたり、仕事をしながら資格を取られて給料が上がったり、役職についた人間も複数います。

 

同時に職場選びによって、人生を大きく左右されると言ってもいいほど環境の差や力は大きいと肌で感じております。

 

長続きできるかどうか、資格を活かせるかどうか、これまでの職歴や個性を活かせるかどうかについては職場次第というくらい選び方は大きいです。

 

 

今回は、私が見てきた「メンタルを病んだり、失望して退職するようになった職場」を回避しやすくなる視点をまとめましたので、これから福祉業界への転職や就職をする際の参考になれば幸いです。

※ここで書いているのはあくまでも私の体験談からなので、世の中の全てではありませんので、一つの視点としてご参照ください。

 

 

 

 

1.自サイトの随所で「社会貢献」を全面的にアピールしていたり、「代表取締役の活動歴や声」をやたらPRしていること。

 

⇒福祉業界なので、ある程度は社会貢献をPRするのは自然ではありますが、寄付金やクラウドファンディングを募る目的であることもあります。

キラキラとした文章や写真、耳障りが良いと感じられる社会貢献PRが多いのではないかという違和感を覚えたら、要注意です。

 

また、代表取締役や社長が全面的に出すぎている会社や法人は、ワンマン気質で、己が目立つことが第一で、下に働く従業員が苦労しているというケースを多々目にしてきました。

 

2.自サイトに、子どもや利用者、職員の実名や写真を加工なしでPRに使いすぎていること。

 

⇒個人情報保護が叫ばれるこのご時世で、ネット上の誰でも目に付くページで、モザイクやイニシャル無しで相当数の写真が掲載されているような場合、個人情報の管理や職員への扱いが丁重に使われているかどうかに疑念が残ります。

 

内部に入らないとその辺の意図(同意を得られているか、どういう意図なのか)はわかりませんが、入職後に自分の実名や写真も使われる可能性があるということは念頭に入れた方がよいでしょう。

 

 

3.転職口コミサイトに悪評が募りすぎていること。

 

今ではインターネットで、退職したと思われる元職員からの評価が見られる口コミサイトが存在しています。

 

中には、私怨やうらみつらみが込められているものもありますが、複数の退職者から問題点が具体的に書かれていた場合、信ぴょう性が低くはないと思います。

 

 

4.社会福祉士や精神保健福祉士有資格者なのに、資格手当や昇給、退職金もなく、ベースアップについて一切触れられていない。

 

求める条件として、有資格者を掲げているものの、具体的な仕事内容や、見合った待遇が用意されていない場合、都合の良いふうに扱われてしまう可能性があります。

 

法人によっては、有資格者を配置することで、行政から点数加算で固定金額が支給されることがあるので、経営者側にはメリットがありますが、働く側に還元されないのではあれば、その時点で人材に対しての扱いが見えています。

 

専門職として期待を胸に入職したのに、便利屋や資格を活かせているとは感じられないような仕事を与えられて、スキルアップも給料も上がらずに失望して去られた職員の話も耳にしてきました。

 

度々話題に上がる大量退職事例のように、経営陣の利益が第一で、人材を大切にしない職場は、遅かれ早かれ衰退していくでしょう。

 

news.yahoo.co.jp

 

 

以上、今回は一部だけ紹介してきましたが、口コミで他者評価等を参考にするのも大きいですが、一番は自分の直感を大事にしていただきたいということです。

 

興味を持った会社、法人の自サイトやSNSを見た時の違和感、応募した際の対応でひっかかった時、実際に面接の場面で役員や社長、代表とやり取りした際に直感を覚えたら、その感覚は正解である場合が多いです。

 

福祉業界だけではないと思いますが、この世界の常識は、有資格者の倫理綱領に倣うことよりも、「誰が言ったか」の発言力の方が勝るような場面が多々あります。

 

試験のように、正しいものを一つ選ぶような単純な世界ではなくて、その正しさの基準も一部の人間の解釈や主義思想によっていくらでも変えられてしまうという側面もあります。

 

上の立場にいる存在がもっともらしいことを言っているようでも、自分たちにとって都合の良いふうに押し通そうとしている場合であることが往々にして生じています。

 

その言動の背景には、職歴、経歴、資格の有無ではなく、そもそも人としてどうであるかという基本的な面に目を向けてみることで、見えてくることもあります。

 

 

資格試験で培った知識や、あなた様自身の感性を大切にして、何が正しくて、間違っているかについても真贋を見抜けるような職場選びを進んでいただきますよう心から願っております。