このブログは、遡ること11か月前の3月17日よりスタートしました。
今この記事をご覧になっている方の大半は、本試験終了前後から拙ブログの存在を知ったのではないかと想像しています。
そこで、「そもそもこのブログ筆者って何者なのか」という疑問を持たれた方のために(いないか)、私の学生時代にさかのぼって振り返っていきたいと思います。
合格発表日までの気晴らしにでも読んでいただければ幸いです。
私はいわゆる優秀組と呼ばれる幼少時代を過ごしてきませんでした。
むしろ、落ちこぼれの手前になるくらいの時期が続いてきました。
全ては無知とコンプレックスから始まったのです。
私は元来、勉強が嫌いで嫌いで仕方がありませんでした。
中学校の時は、学年で真ん中くらいの成績で、特に大の苦手の数学のテストでは、常時5点や15点が当たり前でした。
通知表の成績も、数学はお情けで、「1」だけはもらっていませんでしたが、いつも5段階中の2でした。
当時、学習塾に通っていましたが、同級生の中でも成績は最下位で、英語のテストで3点(しかも、択一問題で運よく正解)を叩き出した挙句には、先生からも呆れられて見放されていました。
私は勉強が嫌いなわりには、プライドだけは高くて、私よりも成績が高い同級生を脇目に、「自分だって、やればできるはずなんだ」と、心の中で劣等感と闘志を常に燃やしていました。
自分の転機となったのは、高校入学後でした。
高校に進学してからは、文系理系にコースが分かれて、それからは勉強に対する苦手意識が薄れていくようになりました。
クラスでも成績が上位に位置するようになり、勉強の面白さ、努力の意義を初めて知るようになりました。
しかし、都内の大学に推薦入試で進学してからは、井の中の蛙を知ることになりました。
まず、半端ない焦りを感じたのは、講義の内容が難解でついていけなかったことです。
しかも、追い打ちをかけるかのように、同級生達はそんな私の心情をよそに、自然に理解していました。
一般入試組が大半の中、しかも難関大学の滑り止めに入学した者も少なくはなくて、私とは圧倒的に基礎学力の差がありました。
私のような人間は、短期集中型の中間・期末テストにはめっぽう強かったのですが(いわゆる付け焼刃式)、長期戦の大学一般入試を乗り越えた彼らと比較すると、いたるところでレベルの違いを痛感していました。
このことは、宅建受験にも大きく影響してきます。
大学3年になり、「このままでは何もないまま大学生活を終えてしまう。てっとり早く結果を残せるものは何だろう」と、模索していた時に、「漢検」が思いつきました。
私が小学時代唯一といっていいほど、勉強面で結果を出せていたのが漢字だったのを思い出したのです。
そして、何かに駆り立てるかのように、漢検2級にチャレンジしました。
これまで、試験のために、一か月以上継続して勉強したことは皆無でしたが、私にとっては漢検2級のチャレンジが初めての取り組みだったのです。
漢検と聞くと、
「漢検なんて、中高生だって受かる趣味系の検定試験だし。資格と言えるほどの価値はないじゃん」
というふうに感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
私にとっては、誰でも気軽に受けられるほどメジャーでとっつきやすいからこそ、資格試験の入門としては
もってこいだったのです。
去年の社会福祉士試験をリベンジ合格された方で、介護福祉士を受けて合格してから社会福祉士に再チャレンジして受かったというパターンがありました。
ステップアップを踏んでから目標達成を実現できる道もあるのです。
漢検2級からのスタート。
ここから社会福祉士合格へと紡ぐ、運命が動き始めました。