任侠ヘルパーと介護ビジネス
2009年7月期に放送された人気TVドラマ「任侠ヘルパー」が遂に映画化!
極道者が敵対するシマで素性を隠して老人介護をするという前代未聞のストーリー展開が人気を呼び、最高視聴率17.8%、平均視聴率15%を記録。
老人介護問題、いじめや家族の絆、教育などの社会問題にも真摯にスポットを当てながらもヒューマンな感動を散りばめ、国際ドラマフェスティバルでは優秀賞を受賞するなど高い評価を受けた。
その後も、ファンの強い要望に応え、「任侠ヘルパースペシャル」も放送され、そして、今回、満を持して映画化。
主演の翼彦一を演じる草なぎ剛以外は、TVシリーズからほぼ一新。安田成美、夏帆、風間俊介、香川照之、黒木メイサ、堺正章、杉本哲太、宇崎竜童等、豪華キャストが集結し、映画ならではの新たなストーリーが展開する。
「任侠道」を胸に、強大な敵と闘い奮闘する彦一の姿を草なぎ剛が熱演。
TVシリーズからさらに社会の歪みに深く切り込んだ社会派ムービーの側面も持ち、加えて任侠映画ならではの本格アクションも満載の骨太な本格任侠エンターテインメントが誕生した! !
<Amazon説明文より>
極道とヘルパーというミスマッチな題材が話題になった劇場版ですが、草なぎ剛が演じる彦一は「弱きを助け、強きをくじく・・・」と任侠精神を持っていますが、劇中ではヘルパーとしての役割は果たしてはいません。
本作では、暴力団と貧困ビジネスとの関連が浮き彫りになっていますが、高齢化社会の闇の側面を鮮明に描いています。
インパクトの強い作品ではありますが、老人介護問題として背けられない現状を考えさせられる一作でした。