第24回本試験合格発表から、まもなく三ヶ月が経とうとしています。
不本意ながら不合格になってしまった方も、しばしの時間が経過したことで、心機一転再スタートを切られた頃合いだと思われます。
とは言っても、不合格のショックから気持ちを切り替えらずに、悶々とした日々を続けられている方も少なくないでしょう。
今回は不合格から立ち直れずに、モチベーションが上がらない方々に向けて記事を書きます。
中には、不合格を知ったことで、再受験を諦めて、別の道に進まれた方もいらっしゃいます。
試験には向き不向きがありますし、時間的制約がある方もいらっしゃいますから、あたう限り挑戦してみて結果が出なかったのならば、見切りをつけて新しい可能性を見つける道も良い選択です。
そうではなくて、是が非にでも合格が欲しかったのに落ちてしまい、諦めきれない方は、胸に渦巻く感情処理に悪戦苦闘されていることだと思われます。
就職がかかっていた方、
今回を最後に臥薪嘗胆取り組んできたものの、ギリギリ不合格になってしまった方、
全体で合格ラインを超えているものの、悪夢のゼロ点科目の存在で敗北してしまった方……。
その悔しさは筆舌に尽くしがたいでしょう。
未だに、「あの時、消しゴムで消さずにあっちを選んでいれば」という自らの選択ミスを悔やみ、
「やっぱりあの問題は不適切なはずなのに、答えが納得できない!」という、試験センターへの怒りと不信感が抹消されないでいるかもしれません。
周りの同級生達に先を越されてしまい、自分だけ取り残された孤独感に浸っていたり、不合格の烙印を刻まれたことで、自尊心を失ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
それでも、みなさんは「次回こそは絶対合格したい!」
という信念がみなぎっているのですよね。
その悔しさをバネに、自分なりにふんぎりがついたら、ぜひ再スタートを切っていただきたいです。
今からリスタートを切っても十分間に合います。
学習経験がある分、みなさんはアドバンテージがあります。
そもそも、本試験は、実力だけではどうにもできない運にも左右されます。
納得できないような肢が正解であったり、テキストにも載っていない問題が次々と出題されます。
雑学問題のような新出問題に振り回されてしまい、集中力を削がれてしまったことで、実力を発揮できなかった受験生が実に多いのです。
数字を見ても、10人受けて7人は落ちている現実があるのです。
そんな条件の中、それだけの得点が取れて、本試験への情熱が溢れているみなさんならば、次回こそ形に表れます。
私が卒業した大学には、かつて二回目の再チャレンジで社会福祉士本試験に合格された教授が2名いらっしゃいました。
一発合格できるに越したことはないですが、再受験合格でも、立派な合格です。
合格された後に資格をどう活かすかが肝心なのです。
不合格の痛みを痛感したことで、人の心の痛みに機敏なSWになれるのではないでしょうか。
回り道してきた人にしか見えない景色や着眼点は、合格後の強みに昇華できます。
このブログのタイトルではないですが、次回こそは絶対合格しましょう!