私が資格試験に挑戦する際の反復学習時に行っている、理解が捗るちょっとした工夫を紹介したいと思います。
キーワードは、「なんとなくは分かるんだけど、確実な答えまでは理解していない」という時のチェックです。
テキストや問題集にちょっと書き足しておくだけで、復習が深まります。
使用したのは、書いて消せるPAILOTのフリクションペン赤(0.7mm)です。
今回のやり方は、フリクションペンがなくても、シャーペンやボールペンでも十分応用できます。
1.1回目に解いた時は不正解だったけれども、2回目は正解したけど、知識があいまいなパターン
使用テキスト『福祉教科書 社会福祉士 完全合格問題集』
「権利擁護と成年後見制度」分野から、民法の理解についての問題です。
「いわゆるクーリングオフに関する次に記述のうちに、正しいものを一つ選びなさい。」
という契約の解除について正しい知識を問う出題です。
初めて問題を解いてみた時には間違ったけれども、2度目の復習時は正解しました。
しかしながら、いまいち正解に自信がないという場合です。
今回は、肢2に注目です。
「特定商取引法」は、クーリングオフの期間を8日間としているので、8日目にクーリングオフの通知を郵送しても、事業者に届いたのが9日目であれば、クーリングオフは認められない。」
○か×かという問題です。
ポイントは発信主義であるという規定と、8日目に発信したという点です。
「クーリングオフの期間を8日目に発信して、9日目に事業者に届いた」という部分について、数字が完全に定着していないので、△と書いてあります。
あいまいな点、まだ完全に理解していない時に登場するのが△です。
△の右上に2とあるのは、2回目の2の意味です。
こうしておければ、3回目に復習した際に、あいまいな箇所が2であることが明確に分かりますし、8日と9日に線を引いておけば、ピンポイントにあいまいな部分が確認できて、おさらいに効率的です。
赤シートを置けば消えますし、3回目に正解すれば、そのまま△を消してしまうというやり方も出来ます。
2.一問一答式問題集の場合 (例:精神保健福祉士)
使用テキスト『精神保健福祉士国家試験過去問一問一答問題集専門科目編』
問166 「精神保健福祉士は、外傷後ストレス障害(PTSD)で苦しむ人のサポートグループを、オープングループで実施する。」
オープングループではないことはイメージで分かるので、これは不正解であろうという答えにはたどり着くとします。
しかしながら、正確な答えを考えた際に、どんなグループ名なのかが導き出せない際に、△の登場です。
2回目以降の復習時に一目瞭然で確認ができます。
※答えは、クローズドグループです。
ちなみに、私は不正解だった時、×と一緒に間違えた日付を書いておくやり方を実践したこともあります。
例:8/22×
このように痕跡を残しておくと、いつ間違えたのかが分かるので、学習の進捗状況を把握出来るメリットがあります。
みなさまの学習アイデアの参考になれば幸いです。
まとめ
1.あいまいな問題(選択肢)には、△を書いておく。わからない語句に線を引く。
2.フリクションペンを使うと、赤シートで消せたり、後で△自体を消せるメリットがある。
3.次回の復習時に△と線に着目して解く。