GWも終わろうとしていますが、新年度からの疲れが心身ともに表れやすい時期でもあります。
そこで、対人職に関わっている方のセルフケアに役立てそうな関連書籍を紹介させていただきます。
筆者は、産業カウンセラーの資格を持ち、日本メンタルヘルス講師認定協会の代表理事に就任し、メンタルヘルス講師の育成や、研修講師、カウンセリングや職場復帰支援などを行っています。
介護施設を運営する、ある企業の経営者から実際にうかがった話です。
その企業では、メンタル不調による介護士の休職が発生していたため、実態を調べてみました。
すると、特定の介護士長が現場責任者を務めているところに不調者が集中していたそうです
この話が、その後どうなったのかについては、本文でも詳しく紹介しますが、産業カウンセラーとして多くの事例を目にしてきた私の経験でも、特定の部署、あるいは特定のマネジャーのもとでメンタル不調者が多発するという事態は実際に起こっています。
「はじめにより引用」
介護業界のメンタル不調の一例から話が始まりますが、本書では一般企業の事例も上げながら、メンタル不調に陥りやすい職場やその要因について詳しく解説されています。
心が折れない職場とはという具体的なメカニズムや、こんな上司が部下をメンタル不調に陥れてしまうというケースも取り上げられています。
2015年12月より施行されているストレスチェック制度についても触れられており、労働者としてメンタルヘルス対策について学べるオススメの教科書です。
心が躍れる職場づくりを心掛けタイね♪
福祉職のためのストレス対策本