10月も半ばですが、第35回社会福祉士試験、第25回精神保健福祉士試験の勉強はどこまで進んでいるでしょうか?
順調な方、
未だ本腰を入れていない方、
仕事と家庭との両立をしながら学習されている方、
実習と並行しながら勉強されている方等、
背景は十人十色ですよね。
私も今年6年ぶりに国家試験を受験したので、仕事や家庭との両立で受験勉強をこなすことのしんどさや難しさを再認識しています。
そこで今回は、近年の国家試験に臨む上で、大切な三要素についてまとめました。
三十を超える私自身の資格試験受験経験と、十一年目を迎えた絶対合格ブログで出逢った受験生の背中を勘案して私が考える三大要素を述べます。
1.自分に合った勉強法
2.受験へのモチベーション(目的意識)
3.メンタル
これから一つずつどういうことなのかを説明したいと思います。
1.自分に合った勉強法
勉強法も、テキスト、問題集選びも、なによりも、「自分に合った」というのがポイントです。
例えば、試験対策の問題集やテキストを選ぶ際に、Amazonでレビュー評価順で、「社会福祉士・問題集」でリサーチすると、中央法規の『社会福祉士国家試験過去問解説集2022: 第31回-第33回完全解説+第29回-第30回問題&解答』が一位に表示されます。
最も高評価という点でこの一冊を使えば、絶対合格できるかどうかと言ったら必ずしもそうとは言えません。
テキストや問題集を選ぶ基準として、「高評価だから」という視点で中身を特に見ずに購入していざ開いてみたら、「思っていたのと違った」「やる気が起きない」という問題を抱えることになるなんてことも珍しくはありません。
「ハロー効果」という言葉のように、他者評価に着目すると、一番受験生に評価されているもの=合格率が上がりそうな気がするという都合の良い解釈をしてしまいがちになるのです。
ミスマッチを回避するためには、書店や試し読み等で、実際に目を通した時の第一印象や直感で、長い受験生活のお供として使えそうな物を選ぶのがベストと言えるでしょう。
できれば、直接書店に赴いて、テキストや問題集を見比べてみて、ピンとくるものを選ばれることを推奨します。
近くに取り扱い書店がない方もおられるかもしれないので、そういった自分で選べる自信がない場合は、高評価なものや身近な受験経験者から勧められたものを使ってみるのも一手です。
ちなみに、公認心理師試験対策として私は予想問題集一冊を購入して初回受験に臨みましたが、自分で選んだ問題集だったので受験日当日まで解き続けることができました。
予想問題のみで過去問を一切解かなかったことから不合格につながったため、二年目の問題集選びには相当慎重になりました。
公認心理師試験対策の関連書籍をメルカリ等で6冊くらい購入し、書店でもそれ以外の出版社のものを見比べるという時間に相当費やしました。
その結果、リベンジ受験に打ち勝つための問題集を覚悟を持って選定することができたのです。
この絶対合格ブログでは、過去問重点勉強法を一貫して推奨していますが、前回の合格点の高さから、人によっては、過去問勉強法だけでは不安という方もおられると思います。
中央法規の『社会福祉士国家試験受験ワークブック2023(専門科目編)』や『見て覚える!社会福祉士国試ナビ2023』のような、インプット重点の物を使った方が勉強が捗るという方もいらっしゃるので、複数読み比べをしてみて自分に合いそうな物を使うのが一番です。
基本的にどこの出版社のテキストも問題集もレイアウトの差はあれど、内容に関しては大差はないので、有利不利を気にしないでください。
2.受験のモチベーション(目的意識)
当たり前のようですが、「何のために社会福祉士試験や精神保健福祉士試験を目指すのか」という受験の動機は合格発表当日まではもちろん、合格後においても肝心要になってきます。
膨大な勉強を続けていると、勉強が面白くなかったり、なかなか思うように覚えられなかったり等して、「辞めたい」「また来年でいいかな」という逃避思考が何度も襲ってくるものです。
そんな時に、そもそもそんな苦行を選んでまでなぜ両試験を目指すようになったのかの原点を強く意識することで、スランプや苦境を乗り越えることができます。
そして見事に絶対合格桜が開花して、社会福祉士や精神保健福祉士に就いた後にも、受験時代に培った忍耐力や知識が仕事を継続できるモチベーションに繋がっていきます。
3.メンタル
すでに2でも触れていますが、幾度となく苦しみが押し寄せてくる社会福祉士試験や精神保健福祉士試験勉強です。
合格発表日までいかに自分自身のメンタルを保つことができるのか、上手くいかない時、沈んでいる時に気持ちを立て直すことができるのか、逃げ出そうと衝動に駆られた時の克己心等、己と見つめ合うことの連続です。
試験日までとせずに、合格発表日までと言ったのは、「試験終了後から合格発表日までの期間が最も不安でキツかった」と振り返る受験生が多いからです(私自身の経験も含めて)。
相対評価の仕組み上、合格点が最後の最後まで分からないので、自分の想像力と向き合い続けることになるのです。
合格発表日までの長丁場の受験生活中で、いかに心を折らず、諦めないで挑み続けられるかの工夫や行動は欠かせません。
上記三点を補えるような場を目指して、来年の合格発表日のその瞬間までお供させていただきます。