勉強法のコツや独学に有効なテクニック等を紹介した勉強本の紹介をしたいと思います。
これから学習を開始される方、すでに継続されている方の羅針盤+モデルとなれることを願います。
『普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法』 安政真弓著
2012年、東大文三の新入生となった50歳の専業主婦・安政真弓さん。
安政さんは、1962年、兵庫県姫路市生まれ。
地元の名門県立高に進学後、2浪して東大を目指すも叶わず、早稲田大学第一文学部へ入学。
卒業後は姫路へ戻り、26歳でお見合い結婚。27歳で長男を、その3年後に二男を出産。
子育て時期は完全に専業主婦だったそうです。その間、毎日の勉強は欠かさなかったとのこと。
本書には、わずか1年弱の勉強で東大に合格したノウハウが満載していて、受験生はもちろん、資格試験や語学検定に挑戦する人、「とにかく何かを学びたい! 」と思っているすべての方に贈る究極の勉強法が書かれています。
『難関資格 合格したけりゃ、本は読むな!―社会人こそ、最短時間で一発突破できる 』 福田大助著
現在、弁護士を務めている福田大助氏が、自身の学習経験をもとに、資格や受験に最短合格できるためのアドバイスを50掲載しています。
福田氏は、
・本(教科書、基本書)は読まない。
・ノートは捨てる。
・仲間は作らない。人に相談しない。
この方法で、東大受験、国家公務員上級試験、働きながらの司法試験に合格を成し遂げてきたそうです。
過去問の大切さも説いていて、私も本書を読みながら、共感する部分がたくさんありました。
巻末には、弁護士、公認会計士、司法書士、社労士などの士業資格をベースとして、合格後に起業に結びつけるためのアドバイスも載っています。
『「稼ぐ力」が身につく大人の勉強法 仕事ができるヤツにガリ勉はいない! 』 松尾昭仁著
カバーに、「学生時代からずっと劣等性だった著者だからこそ書けた人生逆転のためのビジネス勉強法」
と書かれていますが、筆者は大学受験を2浪した末に、第一志望校ではない中堅大学に入学しています。
しかしながら、大学卒業後、社会に進出すると、頭角を現すようになります。
30代の若さで「株式会社ネクストサービス」を設立しました。
まもなくして、法的知識からビジネスに有利にするため、宅建を取得されています。
民法を学ぶためから学習開始されたそうですが、短期間で一発合格されました。
その後は、セミナー講師業を開始されて、今日では多くのビジネスマンや若手起業家に支持されています。
本書では、高学歴でない自分だからこそ書ける勉強の意義や、メンタル向上法が書かれています。
筆者は、学生時代のような受身の勉強ではなく、ビジネスの世界、つまり利益に直結した勉強を推奨しています。
『すごい!勉強法―とにかくやる気を引き出す』 内藤誼人著
これまで、資格試験を志す上で勉強のテクニックを中心に解説してきた関連本を多数紹介してきましたが、本書は、勉強で最も大切なのは「やる気」と銘打って、やる気を引き出すためのメンタルサポートに焦点を当ててた珠玉のメッセージが書かれています。
筆者は、高校受験、大学受験、大学2年次の編入入試、大学院の修士試験、同大学院の博士試験と5つの試験を経験しています。
筆者の実体験だけではなく、先人の教えや、海外の大学研究者の実験結果などを具体例に取り上げて、いかに勉強においてやる気が大切であるかを説いています。