児童福祉とヴィヴァルディ
イタリアが生んだ大作曲家ヴィヴァルディ。
代表作の「四季」言えば、みなさんも一度は必ずどこかで耳にしたことがあると思います。
とくに親しまれている「冬」の第一楽章は、例えばテレビCMダイハツムーヴのBGMにも長い間使われています。
水の都ベネチアで生まれたヴィヴァルディは、身寄りのない子どもたちを預かるピエタ慈善院という施設で、少女たちに音楽を教える先生となりました。
少女たちによる演奏会は評判を呼び、ヨーロッパ中から聴衆が詰めかけるほどに。アイドルのような人気を得た少女楽団を足がかりとして、ヴィヴァルディは作曲家としての成功をつかんでいきました。
中でも、名ヴァイオリニストとしてヨーロッパ各地から聴衆を呼んだアンナ・マリーアとキアーラ(キアレッタとも)という音楽家がおり、いずれもヴィヴァルディの愛弟子でした。
ピエタ慈善院は既にありませんが、同じ敷地の奥にその後身であるヴェネツィア県立慈悲の聖母マリア児童施設があり、出産と幼児養育の両面で若い母親を支援しているようです。
児童福祉に寄与したヴィヴァルディのエピソードを取り上げましたが、私は前述した「冬」の第一楽章がお気に入りです。
今回は、私が人生の私淑としているてっぺい先生こと岡田鉄平さんが奏でる動画を紹介したいと思います。
ヴィヴァルディ四季より"冬"第一楽章
冬第一楽章のアレンジ曲「V」
てっぺい先生はクラシックの名曲アレンジ以外にも、ゲームミュージックや鉄道メロディ等、誰もがマネできないような斬新な発想でユニークな曲を多数演奏しています。
動画も多数アップされていますし、最近では「スギテツ」名義でCDも複数出されているので、興味が湧いた方はぜひ。
岡田鉄平オフィシャルウェブサイト