社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

近年の社会福祉士本試験傾向 <問題の長文化について>


ネタ切れが嘘のようにまさかの1日で4度目の記事リリースになります。


第24回社会福祉士試験以降に誕生した拙ブログですが、毎年のように試験終了後に受験生の一部からは、次のような感想が寄せられます。


・時間が足りなくて、見直しができなかった
・過去問で見たことがない問題が多々出た
・二つまでは絞れるものの最後の一つに決めるのに相当悩んだ
・奇問難問が多かった



これは、初受験者のみならず、多年受験の方も共通して声に出されています。

実際に初回受験した私も、上記の3点を身にしみて感じていました。

まず、時間が足りなかったことの要因として、事例問題の長文形式が目立つ点です。

私が受験した第24回試験では、全体で単問事例については出題数が22問でした。

これは、社会福祉士試験に限った話ではなく、近年の国家試験においても顕著になっています。

社会福祉士と出題科目(民法)で被ることが多い、宅建行政書士試験の過去5年間の試験動向を見ても、問題文や選択肢が長文化している形式が増えています。

宅建で言うならば、宅建業法科目が典型です。平成21年度の試験改正により宅建業法が16問に20問に増えたことが影響しています。行政書士試験は平成18年度の試験改正以降に長文化が如実になっているようです)。

事例問題や長文問題で求められているのは、「読解力」や「スピーディな判断力」です。
本試験では、全150問を、1問につき1分30秒くらいで解かなければなりません。

そもそも、なぜ事例問題が多かったり、長文傾向になっているのかというと、現場に求められている実践力や判断力が具現化されている点と、受験者達をふるい落とすために、困惑させるねらいがあると考えられます。

過去問やテキストで暗記した重要キーワードなどの知識を、現場を想定した長文問題の中で、適切に使いこなせるかが問われています。

社会福祉士試験で言うならば、事例問題が目立つ専門科目の「相談援助の理論と方法」は、得点源です。

しっかりと事前学習を重ねて取り組めば、初見の事例問題が出題されても、対応できます。

事例ケースは想像しやすくて、現場経験がなくても常識的センスや消去法で解けるような素直な問題が大半です。

長文問題は、確実に得点をゲットできるサービスポイントですから大量得点をキープしたいものです。 

長文読解のテクニックや正誤の見抜き方については今後拙ブログで紹介予定です。