以前「生きづらい世の中」という記事でも触れましたが、最近私のもとを訪ねてくださる相談者様の話をうかがっていると、非常に切羽詰まっていらっしゃる様子が浮き彫りになります。
現にこの3日間だけで、10件以上寄せられていますが、「HELP」のメッセージが濃くなっています。
メール相談では、0時~2時くらいの深夜の時間帯に送信されてくるものが増えています。
眠れない夜に、過去を思い出しては、以下に続くような拭えない苦しみに縛られているのです。
昔、あいつに言われたあの言葉が未だに忘れられない。人間不信になっているよ。
自分なんて、何一つ取り柄もないから、生きていても楽しいことなんてない。
大学生活に自分の居場所や心を通わせられる友達が誰もいなくて、虚しい。
40を過ぎているけど、恋愛で上手くいったことが全くなくて、こんな歳ではやり直せないし、魅力もないから希望もない。
昭和の人間だけに、平成生まれの社員との意識疎通が難しい。価値観が乖離しているようで、どう接すれば良いのだろうか。
恋人がいる人を好きになりすぎて、切なくて夜も眠れない。身を引かなければいけないけど、諦められないんです。
過去の失恋の傷が癒えなくて、なにもかもやる気が失せて無職生活を送っている。でも、このままではいけないと思っている。どうすれば、こんな自分も変われるだろうか。
悩みのケースは十人十色ですが、上記の話は、他ならぬ私達も、一度は似たような経験をしていたり、共感できる内容もあるのではないでしょうか。
みなさんは、絶望を口に出しながらも、それでも希望を見失わずに、なんとか充実した新しい人生を過ごしたいと渇望されています。
小さな成功体験の積み重ねや、誰かに必要とされることで、自己肯定感が芽生えていきます。
自分を変えるきっかけの一つとして、やる気になればすぐに取り組める資格取得や、ボランティア等をオススメしています。
最近では、メール相談で悩みを寄せてくださる方々は、1回のメールで400字から2000字の長文を寄せてくださる傾向があります。
それだけ内に秘めているパワーを、何か熱中できる対象に傾注すれば、きっと自分が求めている人生に近づいていけると私は信じて返信し続けています。