合格発表日、蓋を開けてみたら、
36点
でした。
これまで、合格ラインが7割以上の36点だったことは、平成14年の1度しかなかったはずなのですが、ここに来て、宅建試験の壁を感じました。
近年の試験改正によって、宅建業法が増加したのもあって、点が採りやすくなったのもあるでしょうが、他の受験生の質が高くなっている実態も、その数字から伝わってきました。
3点差というのは、相当デカイのです。
これから合格ラインに到達するためには、相当数の学習が必要だと痛感しました(あと1点不合格でない分、諦めはつきましたが)。
しかし、3~4年分の過去問を繰り返しただけで、6割以上の得点が取れるのならば、5年分くらいの量を反復学習すれば、7割突破も可能なのではないかという計算がつきました。
この考えは、一年目に、宅建受験の経験がないのにも関わらず、甘く考えていた空想論とは違って、体験から裏付けられた読みでした。
親からは、「ほら、やっぱり落ちた。そんなやり方じゃ、時間の無駄だし、絶対に受からない。いい加減、学校に通いなさい」
と、これみよがしに野次を投げされました。
不合格直後の親の発言だからこそ、胸に重くのしかかるものがありました。
やっぱり宅建は独学で、しかも過去問勉強法なんかでは受からないのだろうか……。
一瞬、自分のやり方に自信を見失いそうになりました。
初めての受験で必ず受かると見込んでいた宅建受験ですが、まさかの3年目突入です。
2年も連続で不合格が続いていると、「舐めてきた宅建に2年も連続で落ちるなんて、なんて自分は頭が悪くて、勉強嫌いなんだろう」という自信喪失と自己嫌悪に多々苛まれました。
でも、冷静に振り返ってみると、年々点数は向上しています。
もともと自分は優秀じゃないし、勉強から逃げてきたんだ。今、そのツケが回ってきているだけ。
毎年8割以上の受験生が落ちているのだから、簡単に受かるはずがない。
七転八倒は慣れっこ。もうここまできたら、とことん宅建に付き合ってやる、そして3年目の今年で笑顔でお別れだ!
3年目は、社会福祉士試験や、社会福祉士にまつわる実習が約一ヶ月間あるので(しかも受験直前まで)、先のことを考えると両立できるか不安でいっぱいになりましたが、宅建の勉強が習慣になっていたのもあって、歯を磨く感覚で過去問をこなしながら、リスタートを切りました。