学習にノートは必要か
最近、社会福祉士試験合格のための勉強法について、「ノートを作った方が効率的か」という質問をよく受けます。
以前記事でも触れたことがあるように、私はこれまで試験勉強の中で、ノートというものを作ったことはありません。
理由は、「めんどくさいから」の一言に尽きます(笑)。
しかしながら、私の勉強の覚え方は、基本的に、ノートに「正しい型」を書いて覚えるやり方でした。
よく、教科書にマーカーをして、「視て覚える」やり方を実践される受験生も多いですが、私の場合は、とにかく手を動かして書くやり方でした。
何度も何度も書いて覚える、「書きなぐり式」として、ノートを下地に使っていました。
人によっては、このやり方をノート作りと指摘する方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、私は、一度書いたらノートを振り返ることはありませんでした。
あくまでも、使い捨て感覚です。
重要キーワードや、間違えた選択肢を中心に、とにかく書きまくりました。
特に間違えやすかったり、図で覚えようとする場合は、赤や青色ペンを使って区分けしました。
勉強のやり方は十人十色ですが、時間に余裕があって、整理整頓しながらじっくり学習したい方にはオススメです。
一方、私がオススメするノートの取り方して、「学習記録ノート」が挙げられます。
どういうことかというと、次のような書き方です。
10月12日
1時間勉強した。
問題集 P120~128
現代社会と福祉
上記のように、自分がその日に学習した過程を、端的に記録する方法です。
もっと深めるのならば、一日の目標と学習を終えての達成度を書くこと、
苦手問題、翌日以降の目標等を加える手もあります。
辛かった。
思うように進まなかった。
全問正解した。嬉しい。
といった感情をダイレクトに書くことで、モチベーションを維持しやすくなるメリットもあります。
スケジュール帳等に継続して書き続けることで、学習管理+メンタル管理がセルフコントロールできます。
中には、受験当日に御守り代わりに会場に持ち込んで、本番直前に見直す方もいらっしゃるようです。
「自分はこれだけ頑張った。だから落ちるわけがない」
という具合に、学習記録を振り返って自分を鼓舞するわけです。
興味を持った今日からでも、試しにどうぞお試しください。