みなさんは自分の教科書や問題集にマーカーやペンを使って直接書き込みしながら勉強していますか?
私が受けた第24回本試験直前までは、問題集に○×以外の記述は一切書き込みしませんでした。
その理由は、
「テキストにキーワードや重要ポイントを書き込んでしまったら、次に見直した時に、問題の答えが分かってしまうから」
といったものでした。
キーワードが目に入ったことで、「ここにマークがあるということは、答えはこれだろうな」というふうに邪推してしまっていることを危惧したのです。
問題集をキレイに保存しておいた方が合格後に売れる額が上がるなんて考えもありました。
そんな私ですが、社会福祉士の受験直前期になって、初めて殻を破りました。
その大きな理由は、暗記のための時間がなかったことです。
第23回の本試験問題を初めて解いたのは、本番直前だったので、何が間違っていて、何が正しいのかを書いて覚える作業を短縮する必要がありました。
それまでは、問題集と併せて逐一ノートに書きなぐって覚えていました。
その時の私には、わざわざノートに何度も書いてインプットする余裕などありませんでした。
社会福祉士国家試験では、選択肢に書かれている「○○歳」「○○人」「○○年」といった数字が間違っていたり、「~になっている」という言い回しの何かが異なっているパターンが多いです。
その根拠、つまり正しい答えを直接選択肢の下に書き込むと、正誤をその場で照らし合わせられるので、短時間で視覚的に覚えられたのです。
これまで、テキストに書き込むと、余計な知識が邪魔をして、本試験で自力で解けなくなると思っていたのは固定観念で、その場でダイレクトに書いておくことで、脳への定着率がアップしました。
テキストの印字は黒色なので、差がわかるように、正しい答えは赤字で書くようにしました。
画像のテキストは、私が第24回の本試験に向けて使用した『福祉教科書 社会福祉士 完全合格問題集』です。
閲覧用に縮小したため、見づらくて申し訳ないですが、第23回本試験問題のページです。
以前紹介した『パイロット フリクションボールノック』の赤色を使いました。
正解を赤ペンで記載しておいたため、一目瞭然で正しい型が分かります。
このペンのメリットは、いつでも消して書き直すことができる点です。
不要ならば後で消せるのです。
また、
赤シートを使えば、赤ペンが消えて復習をすることもできます。
ノーマークのままの問題集は、いつ見ても真新しい良さがありますし、受験が終わった後に、古本として売ることも可能です。
でも、書き込みしたり、付箋を貼り付けている使い古したテキストには愛着も湧きますし、キーポイントを瞬時に見直せる効果もあって合理的です。
最近では、「書いて覚える」シリーズが複数の出版社から発売するようになったくらい書くことの重要さが如実になってきました。
社会福祉士受験を皮切りに以後に受験したFP技能士やメンタルヘルスマネジメント検定等でも直接問題集に書き込んでインプットを捗らせるやり方で結果を残してきました。
勉強法は十人十色ですが、みなさんの一助になれば嬉しいです。