精神保健福祉士・社会福祉士試験合格のための勉強法について、毎年寄せられる質問の一つである「ノートを作った方が効率的か」について、自身の経験を述べたいと思います。
私自身はこれまで試験勉強の中で、学習ノートというものを作ったことはありません。
理由は、「めんどくさいから」の一言に尽きます(笑)。
社会福祉士試験当時、私に残された時間は試験まで一ヶ月強しかなかったので、
「ノート+問題集」
or
「問題集+テキスト」
or
「問題集+テキスト+ノート」
という二刀流やマルチタスクを選ぶような余裕はなかったというのもあります。
私が精神保健福祉士・社会福祉士試験においては、無印良品で購入したA4サイズのノートを購入して活用しました。
「えっ?ノートは使わないんじゃなかったのかよ。矛盾してるじゃないか!」というツッコミがきそうですね。
私の勉強の覚え方は、ノートに「正しい型」を書いて覚えるやり方でした。
写経のようにノートにひたすら書き写して覚えました。
教科書にマーカーをして、「視て覚える」やり方を実践される受験生も多いですが、私の場合は、とにかく手を動かして書くやり方でした。
何度も何度も書いて覚える、「書きなぐり式」として、ノートを下地に使っていました。
人によっては、このやり方をノート作りと指摘する方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、私の場合はあくまでも一方通行で、一度書いたらノートを振り返ることはありませんでした。
そもそも復習用として意図していませんでしたし、書いて覚えるためだけの目的でした。使い捨て感覚です。
ちなみに、『偏差値29からの東大合格』の筆者も、ひたすらノートに書きなぐるやり方を実践したようです。
重要キーワードや、間違えた選択肢を中心に、とにかく書きまくりました。
特に間違えやすかったり、図で覚えようとする場合は、赤や青色ペンを使って区分けしました。
勉強のやり方は十人十色ですが、時間に余裕があって、整理整頓しながらじっくり学習したい方にはオススメです。
2019年版 U-CANの社会福祉士 書いて覚える! ワークノート【書き込み式テキスト】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
- 作者: ユーキャン社会福祉士試験研究会
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一方、私がオススメするノートの取り方して、「学習記録ノート」が挙げられます。
どういうことかというと、次のような書き方です。
10月22日
1時間勉強した。
問題集 P120~128
現代社会と福祉
上記のように、自分がその日に学習した過程を、端的に記録する方法です。
もっと深めるのならば、一日の目標と学習を終えての達成度を書くこと、苦手問題、翌日以降の目標等を加える手もあります。
辛かった。
思うように進まなかった。
全問正解した。嬉しい。
といった感情をダイレクトに書くことで、モチベーションを維持しやすくなるメリットもあります。
スケジュール帳等に継続して書き続けることで、学習管理+メンタル管理がセルフコントロールできます。
中には、受験当日に御守り代わりに会場に持ち込んで、本番直前に見直す方もいらっしゃるようです。
「自分はこれだけ頑張った。だから落ちるわけがない」
という具合に、学習記録を振り返って自分を鼓舞するわけです。
前述した勉強の記録を効率的に記載するための手帳です。
私の場合は、東京の丸善という書店で発見しました。
勉強時間、内容、反省点、改善点、達成できた点などを包括的に見つめなおすことで、合格が明確になれるような万能手帳です。
視覚で勉強記録を俯瞰しながら、資格を勝ち取りましょう!