私の古い知人が第31回社会福祉士試験で合格し、100点以上を取られたので、どのような勉強法を実践したのか尋ねたところ、下記のように答えていらっしゃいました。
- 記憶力には自信がないので、少しでも活字を脳に浸透できるように、単語帳にキーワードを書いて、裏にその意味を書く等して手作り受験グッズを駆使した。
その知人は60歳を超えていらっしゃるのですが、年々物覚えが悪くなっていくことは強く自覚されていました。ましては社会福祉士試験のような膨大なカリキュラムを真っ向からインプットしようとしても、オーバーヒートしてしまうことは目に見えて分かっていたようです。
そこで、単にノートに書きなぐったり、問題集をやみくもに解くだけではなくて、手作りグッズを駆使することで、楽しく覚えられたようです。
ちなみに、そもそもそのグッズを用意すること自体、時間がかかるのではという疑問もありますが、知人は夏からは受験の準備を始めていたので、時間的な余裕はあったようです。
- 独学ではなくて、学校の同級生達と「過去問実践クイズ大会」を開いた。
一人で学習することにはモチベーションの限界を覚えることもあったようで、毎回スクーリングで会う学生達数人と過去問5択問題を出し合っていたようです。
20代、30代、60代と多彩な年代の受験生達が集まることで、一問一問をクイズ形式で解いていたようです。(時間にして毎回1時間から2時間は実践していたようです)
肝心なことはただ解くのではなくて、「なぜそうなるのか」という理由を答えられるまで学習を重ねたようです。分からない問題はその場でテキストやネットを使ってリサーチしてその場で覚えるようにしたのがポイントだそうです。
独学と集団学習を交錯させ続けた結果、見事に初回合格を果たされました。
ちなみに、一緒に学習をしていた学生達もみな合格できたそうです。
勉強は工夫の仕方によって記憶力もカバーして、絶対合格エンジンが稼働することができるものだと感心しました。
参考になれば幸いです。