絶対合格ブログを始めて早11年目になりましたが、毎年必ず合格発表日後に寄せられる声の一つに、「合格まであと1点足らずに悔しい思いをされた」方がいらっしゃるということです。
もしかしたらこの記事をご覧の方で該当されるかもしれませんし、「あと数点だった」という方もおられるかもしれません。
社会福祉士・精神保健福祉士格試験以外の資格試験にも共通していますが、合格点が設定されていることから、1点の差で合否が分かれるという非情な現実が存在しています。
受験者数にもよりますが、1点によって数百人から数千人の受験生の命運が分かれるとも言われています。
その現実と向き合われた方の気持ちはなかなか他者には理解しがたいものがあるかもしれません。
受け止め方は人それぞれですが、試験に人生を賭けていた方や進路に直結されていた方からすれば、「惜しかった」の一言では割り切れない心境に陥っているかもしれません。
3年前の合格発表日に行った電話企画で、「病院のMSWとしての内定が取り消しになった」と淡々として声で報告してくださった女性の方がいらっしゃいました。
その方の将来が合否によって大きく転換されてしまった現実を知ることとなり、何とも言えない無気力感や脱力感に支配されました。
年に一回だけの試験で、同級生全員が受かって自分だけが取り残されてしまった無力感や焦燥感に駆られている方の声も毎年のように届きます。
将来の選択肢を失ってしまったような闇に覆われて、自信を失ってしまい、
「来年こそは絶対合格」とは安易に気持ちを切り替えられないで、もがき苦しまれておられる方のお声が届いています。
そのような方々の苦しみや哀しみをおうかがいする度に、絶対合格ブログを継続している意義についても自問自答させられます。
果たしてこのブログが失意の底におられる方にとって何ができるのだろうか。
その思いを繰り返してきた10年でしたが、それでも続けてこられたのは、「あと1点や数点」で悔しい思いをされた方が、リベンジ合格を果たされた姿を目の当たりにできたからです。
そのご報告ほど私が震える喜びを覚えるものはありません。
私自身も資格試験で1点泣き、1点に笑う両極端な経験を体験しています。
もしもまだ気持ちが切り替えられずに、トラウマのように自信を失っていたとしても、たとえ望むような結果を得られなかったとしても、自分だけが取り残されたようでも、あなた様自身の価値が下がるということは断じてありません。
試験は結果が全てと言われていますが、まだ挑戦する気持ちが芽生えられたら、諦めない限りチャンスはまだつかみ取れます。
絶対合格さえつかみ取れれば、今抱えている自信喪失感や「それでも受けようかどうか、受けることの意義」についての煩悩も雲散霧消します。
前述したMSWの内定を取り消されたMさんとは、その後、合格電話企画で再び再会しました。
それから1年間、MSWではないものの業務補佐のような仕事を与えてもらえたようで、退職せずに勉強と両立しながら、見事に絶対合格をつかみとったという吉報を教えてもらいました。
晴れてMSWとしての一歩を踏み出すこととなり、この経験を無駄にせずに「回り道した自分だからこそできる支援に努めたい」と意気込まれていました。
自分だけが取り残されてしまったような先の見えない辛く孤独な受験生活も、合格を掴み取っている自分と、その先をイメージングすることで、乗り越えていけるものです。
1つ選べ問題か2つ選べ問題を確実に見極めること。
マークミスを絶対になくすために、マークが終わったら数回目視すること。
奇問・難問が待っていても無理に向きあおうとせずに、1点を確実に取れるような過去問ベースの頻出問題をゲットすること。
人には言えない心の葛藤と向き合われたみなさんの「経験」が次回の試験時だけではなくて、その先に展開する新しい進路に活かせるはずだと信じたいですよね。
今年こそは一点に泣いたあの日々から一転して、大逆転勝利をともに喜び合いましょう。
あなた様の可能性をずっとずっと信じ続けております。