なんでこんなに受験勉強は辛いんだ。
問題集のキーワードが何度覚えようとしても全く頭に入らない。
1時間勉強を集中するだけでもやっとなのに、15以上もの科目とおびただしいページ数で先が見えない。
こんな自分が受かるイメージが全然浮かばない。
孤独な受験生活に限界を覚えて心身ともにストレスを被っていらっしゃる方は一人や二人ではないことでしょう。
2023年も間近なのに、思うように勉強がはかどらない。
イライラや不安がピークに達している方も相当数いらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう私も、20代前半に資格試験の勉強をしていた際に、あまりにも勉強が苦痛で苦痛で、追い詰められた挙句に、
やってらんねぇーよ!!
と、イライラがピークに達して問題集を投げ飛ばしてしまったこともありました。
問題集を投げ飛ばして視界から離したところで、ストレスが解消するどころか、虚無感ややるせなさが残るだけでした。
今年ドラマ化をしたことで話題になった『ドラゴン桜2』の八巻で「勉強とは怒りである」ことについて触れられています。
できないことが口惜しい!
自分の不甲斐なさに腹が立つ!
知らない!解けない!自分が許せない!
自分で自分に怒りを覚える!
あいつを見返してやる!
今の状況を変えたい!
人生一発逆転を狙ってやる!
怒りは力の源だ!何も悪いことじゃない。人間の当たり前の感情だ!
冷静になると、「こんなことしても合格するためには何のメリットもない」と現実に戻るわけです。
怒りによって自分の無力さをとくと痛感し、合格への執念や本気度を再認識させられるのです。
無残にも折り目が残ってしまった問題集を回収して、勉強に回帰したのは言うまでもありません。
時間は刻々と過ぎている中、勉強は思うようにはかどらない。
自分は受験生の中でどのくらいの立ち位置にいるのかを考えると不安で吐き気に襲われそうになる。
自分よりも先に合格を実現して、別次元に進んでしまった先輩や同期達の姿と比べて自己嫌悪に陥り、忘れようとしていた不合格の経験が重くのしかかってくることもあるかもしれません。
それでも、合格するためには、やるしかない、進むしか道はないのですよね。
そして、しばらく経った後にふと気づくんです。
「あれだけ理解できなかった問題が分かるようになっている!」と。
自分でも実感がないものの、実力は着実に備わっているんです。
ある程度まで継続していると、それまで嘘のように頭に入ってきたり、復習が倍速のように楽に捗るようになるのです。
その段階にたどり着くまでが一番しんどくて、結果が見えなくて苦しいのです。
勉強も登山のようなものなのかもしれません。
この寒波に身体を震わせながら絶対合格桜を目指しているみなさまへ。
今が辛さのピークです。
辛ければ辛いほど、絶対合格は少しずつ近づいてきています。
一歩一歩緩急つけながらともに進んで行きましょう。